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牛乳の賞味期限と冷凍・冷蔵保存方法と4つのレシピを管理栄養士が解説♪

カルシウムが豊富な牛乳は、子供から大人まで毎日飲みたい飲料のひとつです。お菓子から料理まで、飲料だけではなく幅広く使用できるのも魅力ですよね。そんな牛乳には、このような文言が必ずといっていいほど書かれてあります。

『開封後はなるべく早く飲み切ってください』なるべくとはいったいどれぐらいなのでしょうか?

答えは2、3日です。消費期限だと思っていただいて問題ないでしょう。パッケージに記載の賞味期限にかかわらず、開封したらこの日数で使い切るようにしたほうがベストというわけですね。

この記事では、牛乳の保存方法や消費期限をお伝えすると共に、ワンポイントアドバイスやレシピもご紹介します。

牛乳はどれぐらい日持ちする?賞味期限は冷蔵で2,3日、冷凍で1か月!

牛乳は骨を丈夫にするカルシウムがとても豊富です。そのほか、タンパク質やミネラル、脂質や炭水化物など、人間になくてはならない必要な栄養素がたくさん含まれています。

飲むことで免疫力のアップや病原菌の感染を防ぐなど、さまざまな効果が得られます。毎朝牛乳を200ml飲むことで健康を促進できるという優れものの食材です。

牛乳の保存方法

それでは、ここから牛乳を上手に保存するための3つの方法を紹介していきます。

冷凍の場合

製氷機を使用して冷凍します。製氷機に牛乳を八分目ぐらいまで入れて冷凍庫で平らに保存しましょう。

200mlなどの小さな容器は紙パックのまま冷凍することが可能ですが、使用するときに全量使わなければならないという欠点があります。少量ずつ使うには、製氷機で凍らせるのが良いでしょう。

自然解凍やレンジで温めてそのまま飲料として飲むのはおすすめできません。ホワイトソースの材料やコーヒーのミルクがわりに使用するなど必ず加熱をして利用するようにしてください。消費期限は1か月ですが、なるべく早く2週間を目安に使い切るようにしましょう。

冷蔵の場合

未開封の場合は表示されている賞味期限内に飲み切るようにしましょう。開封後は、なるべく早く2、3日以内には使い切ると安心です。開封後の保存方法は、ダブルクリップで開けた口を留めてドアポケットにおいておきましょう。

ホワイトシチューにして保存

 

牛乳を冷凍して保存するのはちょっと……という方には、ホワイトソースにするのがおすすめです。
作り方は以下になります。

【材料】
・牛乳800ml
・バター80g
・小麦粉80g
・顆粒スープ小さじ1
・塩コショウ少々

↓作り方↓
①鍋にバターを入れて、弱火~中火で溶かしてください。
②小麦粉を加えてゆっくりとかき回しながら溶かします。
③牛乳を少量ずつ加えながら木べらで混ぜ合わせます。
④顆粒スープを加えて、さらにかき混ぜましょう。
⑤10分ほどかき混ぜながら煮詰めたら、塩コショウで味を調えてできあがりです。
保存方法は荒熱がとれたら、ジップロックなどの冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫へ。
消費期限は1か月ですが、2週間を目安に使い切るようにしましょう。

牛乳の注意点

寒い日だとしても必ず冷蔵庫で保存してください。特に暑い日などテーブルの上に出しっぱなしは厳禁です。腐る原因になります。

記載されている賞味期限はあくまで、目安として考えるようにしてください。開封したらなるべく早く使い切ることが大事です。目安は2、3日と覚えておきましょう。

保存した牛乳を使った4つのメニュー

ミルクプリン

子供が大好きなおやつです。

【材料】
・牛乳400ml
・粉ゼラチン5g
・お湯50ml
・砂糖40g

↓作り方↓
①牛乳と砂糖を小鍋に入れて加熱します。
②沸騰しないようい温めながら砂糖を木べらなどで混ぜながら溶かしていきましょう。
③ゼラチンをお湯で溶かします。
④鍋に溶かしたゼラチンを入れてよく混ぜ合わせてください。
⑤グラスや型など、適当な容器に流し入れます。
⑥荒熱がとれたら冷蔵庫で冷やして固めたらできあがりです。

きのことほうれん草のキッシュ

オシャレなキッシュが簡単にできちゃいます。

【材料】
・牛乳80ml
・生クリーム80ml
・溶き卵3個
・ベーコン4枚
・ほうれん草1/3束
・しめじ1/2袋
・玉ねぎ1/2個
・ピザ用のチーズ100g
・バター10g
・塩コショウ少々

↓作り方↓
①ベーコンを1cmの長さに切りましょう。
②しめじを小房に分けます。
③玉ねぎを薄切りにしましょう。
④ほうれん草を下茹でしてよく水気を絞り、2cmの長さに切ります。
⑤フライパンにバターを熱し、ベーコンと玉ねぎ、しめじを炒めます。
⑥具材に火が通ったらほうれん草を加えて炒め合わせます。
⑦塩コショウで味を調えましょう。
⑧ボウルに溶き卵と牛乳、生クリームを入れてよく混ぜ合わせます。
⑨具材を加え、もう一度混ぜ合わせましょう。
⑩ココット用の方に流し入れてください。
⑪ピザ用のチーズを上にかけましょう。
⑫180℃に予熱しておいたオーブンで20分焼いたらできあがりです。

海老とキャベツのグラタン

作って保存したホワイトソースで簡単に作れちゃいますよ。

【材料】
・冷凍したホワイトソース300ml
・キャベツ1/4個
・玉ねぎ1/4
・むきエビ10尾ほど
・ピザ用のチーズ30g
・パン粉大さじ2
・サラダ油小さじ2

↓作り方↓
①むきエビを少量の料理酒を入れて下茹でしてください。
②キャベツをざく切りにします。
③玉ねぎを薄くスライスしましょう。
④フライパンにサラダ油を熱し、キャベツと玉ねぎを炒めます。
⑤冷凍してあったホワイトソースを電子レンジで2分ほど温めましょう。
⑥キャベツと玉ねぎに火が通ったらフライパンにむきエビを加えて軽く炒め合わせます。
⑦ホワイトソースと具材(キャベツ、玉ねぎ、エビ)を混ぜ合わせましょう。
⑧耐熱皿にホワイトソースと具材を盛りつけ、チーズを上に乗せます。
⑨その上にパン粉を振りかけましょう。
⑩オーブントースターで10分ほど焼き色がつくまで加熱したらできあがりです。
※加熱時間は様子をみて加減してください。

ホワイトシチュー

こちらも冷凍のホワイトソース簡単にできますよ。

【材料】
・冷凍したホワイトソース400ml
・鶏もも肉1枚
・ブロッコリー1/3本
・にんじん1/2本
・玉ねぎ1/2本
・アスパラ6本
・塩コショウ少々
・サラダ油大さじ1
・水200ml

↓作り方↓
①鶏肉をひとくち大に切ります。
②ブロッコリーを小房に分けてください。
③玉ねぎは皮を剥いてざく切りにしましょう。
④にんじんは皮を剥いて半月切りにします。
⑤アスパラは3等分にしてください。
⑥鍋にサラダ油を熱し、鶏肉とアスパラ以外の野菜を入れてよく炒めましょう。
⑦水を入れて強火にかけ、煮立ったら蓋をして弱火にしましょう。
⑧5~7分ほど煮込んだら、ホワイトソースを加えます。
⑨アスパラを加えてさらに5分ほど煮込みます。
⑩具材に火がよく通り、とろみがついたら塩コショウで味を調えてできあがりです。

ワンポイントアドバイス

牛乳を飲むとおなかがごろごろしてしまう人は、そうならない商品を購入するようにしましょう。数多く販売されている牛乳の中に、お腹がごろごろしにくいと銘打って販売しているものがあります。それらの商品を選ぶようにするとお腹の心配を減らすことができますよ。

牛乳としてスーパーで並んでいる商品の中には、『加工乳』が含まれています。加工乳は主に低脂肪の牛乳など。脱脂粉乳やバターなどを使用して、成分を調節している商品です。

正真正銘の『牛乳』が飲みたいときは、成分無調整の『牛乳』を選ぶようにしましょう。見分け方は簡単です。パッケージのどこかに『加工乳』か『牛乳』なのかが記載されてあります。

まとめ

牛乳を上手に活用することで、丈夫な骨を作る結果になります。子供の成長に大切なのはもちろんのこと、お年寄りの怪我を予防する効果も期待できます。

レシピを見ていただいたとおり、牛乳には様々な活用法があります。アレンジがかなり効く食材ですので、こちらに掲載したレシピを含め、色々作ってみてくださいね。