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えのきの賞味期限と冷凍・冷蔵保存方法と5つのレシピを管理栄養士が解説♪

えのきは1年を通して手に入り、しかも安価で使いやすい食材。味噌汁・煮物・炒めもの・鍋に入れるとアクセントになり食感も楽しめます。今回はそのえのきの栄養・冷凍・冷蔵保存方法、そしてレシピついてご紹介します。

えのきの基礎知識

ここではえのきの基礎知識についてお伝えします。栄養や効果、選び方や旬などを参考にしてください。

えのきの旬

えのきの旬は10月から11月にかけてのちょっと涼しい時期となります。スーパーで購入できるのはほとんどが人工栽培のものなので、秋には旬のえのきを是非味わいましょう。

えのきの栄養

えのきには糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、リラックス効果を発揮するGABAなどが含まれています。また不溶性の食物繊維が多く含まれているので、便秘対策にはもってこいの食材です。

えのきの選び方

新鮮なえのきは艶やかな白色をしているので、少し黄色が入っていると鮮度が落ちている証拠です。軸の部分が白くて太く、ハリのあるものをチェックしましょう。鮮度が落ちると水分が出てくるため、パックの中の水滴がないかどうかも重要ポイントです。

えのきはどのくらい日持ちする?賞味期限は3日!

えのき石づきをカットしてしまうと、賞味期限3日と短めです。またえのきは気温や室温が高いと傷みが早くなるので、冷蔵保存が適しています。調理する分を用意したら、あとは冷蔵・冷凍保存することをおすすめします。

えのきの保存方法

えのきに適した保存法を、冷蔵・冷凍などに分けてお伝えします。最後までえのきを使い切る方法を試してみてください。

えのきの冷蔵保存方法

えのきは根元を切り落とさず、水分を少し含ませたキッチンペーパーで根元を包んで保存バックに入れましょう。使いかけのものはラップに包んで、切り口を乾燥させないようにすることが大切です。

消費期限(※問題なく食べられる期間)の目安:1週間

根元をカットして冷凍保存

石づきをカットしてそのままジッパー付きの保存バックに入れて冷凍室に入れます。

消費期限の目安:1ヶ月

干して冷凍保存

意外と知られていませんが、えのきは干して保存することも可能なので大量に手に入った時は挑戦してみましょう。干すことで水分が抜け、旨味と栄養が凝縮されるのがメリット。

①石づきをとってザルに広げて、風通しのよい場所で2時間干します。
②①の水分が飛んだら、再度日当たりのよい場所で干します。
③②をフライパンで7分ほど乾煎りして、さらに水分を飛ばしあら熱をとったら保存瓶に入れて冷蔵室へ入れます。

消費期限の目安:半年

えのきペーストにして冷凍保存方法

①えのきの石づきを切り落とし、3等分にざく切りしてしっかり洗います。
②カットしたえのきと同量の水を入れ、ミキサーにかけてペースト状にします。
③②を鍋に入れて加熱し、5分ほど煮立たせます。
④③のあら熱をとって、製氷器に流し入れて冷凍します。
スープや煮物などに入れて料理すると、深みが出て美味しく仕上がります。

消費期限の目安:2ヶ月

えのき保存の注意点

えのきを保存する場合に注意して欲しいのはなんといっても「水分」で、湿気対策が大切です。その日に使う分だけ取り分けて、すぐ使わない場合は冷凍・冷蔵保存をしましょう。

ワンポイントアドバイス

乾燥えのきを味噌汁に入れる具として使うと、生よりも歯ごたえがよくなります。また炊き込みがご飯の具にすると、よい出汁となるので旨みが増して美味しくなります。

えのきを使った5つのメニュー

えのきと鶏肉のおろしポン酢

ご飯によく合うさっぱり味

【材料】3人分 調理時間20分
鶏むね肉 350g
しめじ 160g
★酒 大1/2
★塩 小1/2
薄力粉 大1
しょうが 少々
塩 少々
こしょう 少々
大根 300g(1/4本程度)
万能ネギ 適量
一味とうがらし お好み
ポン酢 適量
サラダ油 大さじ1

【作り方】
①えのきは根元を切り落とし、半分に切ってほぐしておきます。
②鶏むね肉は食べやすい大きさのそぎ切りにして、★を加えて揉み込み、薄力粉をまぶします。
③しょうがはみじん切りにし、大根はすりおろしておきます。
③フライパンを中火にかけてサラダ油を入れ、しょうがのみじん切りを入れて香りを出します。
④③にえのきを入れて炒め、しんなりとしたら塩とこしょうを振り、皿に移しておきます。
⑤フライパンをさっとふき、②を入れて中火で焦げ目がつくまで炒めます。
⑥皿に④と⑤を盛り、大根おろし、万能ネギをのせ、最後にポン酢をかけて出来上がりです。

えのきと昆布の和え物

おつまみにもなる簡単時短レシピ

【材料】2人分 調理時間5分
えのき 1袋
ごま油 大さじ1と1/2
塩昆布 大さじ1
白ごま お好み
万能ネギ お好み

【作り方】
①えのきは根元を切り落とし、半分に切ってほぐしておきます。
②①にごま油をかけてまぶし、耐熱皿に入れてレンジで2分温めます。
③②に塩昆布を加えて混ぜて皿に盛り、白ごまと万能ネギをのせたら出来上がりです。

えのきと白菜のあんかけ豆腐

体があたたまる優しい味
【材料】2人分 調理時間10分
絹ごし豆腐 1丁
白菜 1/2個
えのき 1袋
ごま油 小さじ2
鷹の爪 1本
★しょうが 1片
★酒 大さじ2
★しょうゆ 大さじ1
★みりん 大さじ2
★だし汁 2カップ
塩 少々
☆片栗粉 大さじ1と1/2
☆水 大さじ3
片栗粉 大さじ1(豆腐用)

【作り方】
①☆を合わせて水溶き片栗粉を作っておき、★も混ぜ合わせておきます。
②絹ごし豆腐はキッチンペーパーで水気を取っておきます。
③①えのきは根元を切り落とし、半分に切ってほぐしておき、白菜は細切りにしておきます。
④②のキッチンペーパーを外して、片栗粉をまぶします。
⑤フライパンを中火で熱してごま油を入れ、④を焼き色がつくまで炒めたら器に盛ります。
⑥フライパンに③と★を合わせて煮立たせ、白菜がしんなりしたら塩で味を整え、水溶き片栗粉を加えます。
⑦器にのった絹ごし豆腐に⑥をかけて出来上がりです。

えのきのチャプチェ

ご飯が進むピリ辛な一品

【材料】2人分 調理時間15分
えのき 1パック
ピーマン 1個
にんじん 3センチ
牛切り落とし肉 100g
★しょうゆ 大さじ1
★酒 大さじ1
★ごま油 大さじ1
☆しょうゆ 大さじ1
☆コチュジャン 大さじ
☆砂糖 大さじ1/2
☆おろしにんにく 少々
白ごま 小さじ2
ごま油 小さじ1
塩 少々

【作り方】
①えのきは根元を切り落とし、半分に切ってほぐしておきます。
②ピーマン、にんじんは細切りにしておきます。
③牛切り落とし肉は1cm幅に切り、★をもみ込んでおきます。
④フライパンにサラダ油を入れて中火にし、③を入れて炒めていきます。
⑤④に焼き目がついてきたら、①②を加えて炒めていき、塩で味を整えていきます。
⑥☆を混ぜ合わせて⑤にかけて全体にからませ炒めます。
⑦⑥を皿に盛り付け、白ごまを振ったら出来上がりです。

えのきと卵のしょうがスープ

とろみが決め手のあったかスープ

【材料】4人分 調理時間15分
木綿豆腐 1/2丁
溶き卵 1個分
えのき 20g
万能ネギ 3本A
★おろししょうが 小さじ1/2A
★水 2と1/2カップA
★鶏がらスープの素 小さじ2A
★酒 小さじ1
★しょうゆ 小さじ1
塩 小さじ1/3
☆片栗粉 大さじ1と1/2
☆水 大さじ3
黒胡椒 お好み

【作り方】
①木綿豆腐はキッチンペーパーを使って、水気を切っておきます。
②えのきは根元を切り落とし、半分に切ってほぐしておきます。
③万能ネギは小口切にし、★と☆はそれぞれ混ぜ合わせておきます。
④鍋に②と★を入れて一煮立ちさえ、①を手でほぐしながら入れていき、塩を加えて味を整えます。
⑤④が煮立ったら☆を入れてとろみをつけ、溶き卵を回し入れていきます。
⑥⑤を器に盛り、万能ネギと黒こしょうをのせたら出来上がりです。

まとめ

えのきの冷凍、冷蔵の保存方法とレシピを紹介しました。上手に保存すれば長持ちして、どんな料理にも使えて便利なえのき。新鮮な状態でえのき使い切るために、できるところから始めてみましょう。