そのまま食べても、調理してスイーツにしても美味しいさくらんぼ。毎年初夏を迎えると店頭に並び、栽培に手間がかかるためちょっと高めの果物です。
たくさん手に入った時は、大切に食したいと思う魅力的な果物。今回はそのさくらんぼの栄養・冷凍・冷蔵保存方法、そしてレシピついてご紹介します。
さくらんぼの基礎知識
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ここではさくらんぼの基礎知識についてお伝えします。栄養や効果、選び方や旬などを参考にしてください。
さくらんぼの旬
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さくらんぼの旬は6〜7月で、日本では佐藤錦、ナポレオン、紅秀峰が人気です。世界には2000種類近くあると言われています。
①佐藤錦
山形県の佐藤氏によって開発された、さくらんぼの最高品種。大正時代にナポレオンと黄玉を交配して作られた、日本の代表的なさくらんぼです。
②ナポレオン
ヨーロッパ原産で明治時代に日本に伝わり、果肉は大きめのハート型のさくらんぼです。酸味、甘味ともに強く、果肉が固めであるため、缶詰ように使用されることが多い品種。
③アメリカンチェリー
アメリカより輸入されるダークチェリーと呼ばれる甘みが強い品種で、5〜7月に多く輸入されます。
さくらんぼの栄養
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さくらんぼには多くのビタミンやミネラルが含まれ、疲労回復、美肌効果、利尿作用があります。カリウムが豊富で貧血予防、便秘解消にも役立ち、赤い色素はフラボノイドで、眼精疲労の回復にも効果的です。
さくらんぼの選び方
さくらんぼを選ぶ場合は、皮の色が鮮やかでみずみずしくハリがあるものを選びましょう。軸の部分がシャキッとしていて、軸の色も緑色が明るく、折れていないものをチェックすることが大切です。
実の色が濃すぎると熟れすぎで、黒ずみがあると傷み始めているので気をつけましょう。
さくらんぼはどのくらい日持ちする?賞味期限は2日!
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さくらんぼは劣化しやすい果実で、温度差にも弱いため常温での賞味期限は2日です。たくさん手に入ったらすぐ食べる分と、保存に分けて最後までしっかりと食しましょう。
さくらんぼの保存方法
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さくらんぼに適した保存法を、常温・冷蔵・冷凍に分けてお伝えします。最後までさくらんぼを美味しくいただく方法を試してみてください。
さくらんぼの常温保存方法
さくらんぼは温度・湿度の変化に弱いので、風通しがよい冷暗所に置くとよいでしょう。ザルにのせて通気性を良くし、ぬれ布巾をかぶせて乾燥を防ぎ、さくらんぼにあった環境にします。
消費期限(※問題なく食べられる期間)の目安:2日
さくらんぼの冷蔵保存方法
さくらんぼは5℃から実が硬くなり、鮮度も落ちるので冷蔵室より野菜室に入れましょう。新聞紙やキッチンペーパーに包んで、冷気を当てないようにするのが大切です。
消費期限の目安:3〜4日
さくらんぼの冷凍保存方法
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さくらんぼを軽く洗い、キッチンペーパーでしっかりと水気を取って、軸を外します。ジッパー付き保存バックに入れて平らにし、アルミや金属トレーの上にのせて冷凍室に入れると急速冷凍に。急速冷凍した方が新鮮さと甘みをキープしてくれます。
消費期限の目安:1〜2ヶ月
保存の注意点
さくらんぼを保存する場合に注意して欲しいのはなんといって温度差と湿気です。傷みやすいデリケートな果物なので、食べる分を取り分けたら、それ以外は冷凍・冷蔵保存をしましょう。
ワンポイントアドバイス
冷凍したさくらんぼを使うときは冷凍のまま、もしくは半解凍で調理することがおすすめです。スムージーなどに入れると氷の代わりにもなり、しゃりしゃりの食感も楽しめます。
そのまま口の中にポンと入れても、すぐに食べやすい固さになるので、小腹が空いた時のオヤツ代わりに。
さくらんぼを使った5つのレシピ
さくらんぼのベイクドチーズケーキ
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濃厚なチーズとさくらんぼの甘みが絶妙
【材料】6人分(18cm型) 調理時間1時間(冷やす時間は省く)
さくらんぼ 30粒
クリームチーズ 320g
グラニュー糖 120g
全卵 2個
卵黄 1個
生クリーム 150g
レモン汁 10cc
バニラエッセンス 4〜5滴
ヨーグルト 150g
ビスコッティ(クラッカーでも可) 100g
バター 50g
粉砂糖 少々
ミントの葉(なくても可) 適宜
【作り方】
①ビスコッティ(クラッカー)をビニール袋に入れて砕きボウルに入れ、室温に戻したバターとよく混ぜます。
②①を型の底に敷き冷蔵庫に冷やしておき、さくらんぼの種を取っておきます。
③ボウルにクリームチーズ、グラニュー糖、全卵、卵黄、生クリームの順で入れよく混ぜます。
④③にレモン汁、バニラエッセンス、ヨーグルトの順で加えてさらによく混ぜます。
⑤④を冷やしていた型に流し込み、さくらんぼをのせます。
⑥180℃のオーブンに⑤を入れて30〜40分焼いていき、あら熱をとったら冷蔵庫で冷やします。
⑦⑥を切り分けて皿に盛り、粉砂糖をふってミントの葉を添えて出来上がりです。
さくらんぼの豆乳クラフティ
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カスタードの甘さに笑顔こぼれるスイーツ
【材料】2人分 調理時間15分(冷やす時間は省く)
さくらんぼ
さくらんぼ 20粒
卵 1個
甜菜糖(白砂糖でも可) 20g
薄力粉 15gA
★豆乳(牛乳でも可)120ml
★生クリーム 30ml
★バニラエッセンス 4〜5滴
粉砂糖 適量
【作り方】
①さくらんぼの軸を取り、ストローを実に入れて種を押し出すように取ります。
②ボウルに卵を溶きほぐし、甜菜糖(白砂糖)を少しずつ入れてホイッパーで混ぜ合わせておきます。
③こし器を使って薄力粉をふるいながら②に入れ、滑らかになるまで混ぜたら★を加えてさらに混ぜます。
④耐熱性容器(ココット皿 10cm)に③を流し込み、さくらんぼを入れてアルミホイルをかぶせます。
⑤④をトースターで12分焼き、固まっていなければさらに加熱して、粉砂糖をふって出来上がりです。
温かいままでも食べられますが、粗熱をとって冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめです。
アメリカンチェリーのコンフィチュール
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果肉感もしっかり残る簡単レシピ
【材料】3人分 調理時間20分
アメリカンチェリー(さくらんぼでも可) 300gぐらい
砂糖 大さじ3
はちみつ 大さじ1
レモン汁 大さじ1
【作り方】
①アメリカンチェリーの軸を取り、半分にカットして種をくり抜きます。
(さくらんぼの場合は軸を取り、ストローを実に入れて種を押し出すように取ります。)
②耐熱容器にアメリカンチェリー、砂糖、はちみつを入れてさっくりと混ぜます。
③②をラップして600wのレンジで3分温めます。
④③のラップを外してアクを取り、レモン汁を加えて混ぜたら出来上がりです。
ジャムのように保存ができないので、多めに作ったら冷凍するのもアイディアです。
さくらんぼパイ
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少ない材料でシンプルホームパイ
【材料】18cmパイ皿1枚分 調理時間40分
アメリカンチェリーのコンフィチュール 400g
砂糖 大さじ2
コンスターチ 大さじ2
レモン汁 大さじ2
冷凍パイシート 2枚
卵黄 1個分
バター 適量
【作り方】
①アメリカンチェリーのコンフィチュールを果肉とジャムに分け、冷凍パイシートは解凍しておきます。
②弱火で温めた鍋に①のジャムにコンスターチ、レモン汁を入れてとろとろになるまで煮詰めます。
③②に果肉を入れて、形を崩さないように混ぜて、バットに移して冷ましておきます。
④パイ皿にバターをていねいに薄く塗り、解凍したパイシートを方に合わせて伸ばして敷きつめます。
⑤④にフォークで穴を数箇所開けて、③を流し入れます。
⑥残りのパイシートを伸ばして⑤の上にかぶせ、形に合わせて切っていき周りの縁をフォークで止めます。
⑦卵黄を溶きほぐして⑥の表面にハケで塗っていきます。
⑧200℃に熱したオーブンで20分焼き、切り分けて皿にのせたら出来上がりです。
さくらんぼの白ワイン煮
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大人の味にして極上の時間を
【材料】5人分 調理時間25分
さくらんぼ 500g
白ワイン 250cc
水 250cc
グラニュー糖 250g
レモン汁 大さじ1
【作り方】
①さくらんぼは洗って水気を切っておきます。
②鍋を弱火にかけ白ワインを入れて沸騰させアルコールを飛ばします。
③②を中火にして水とグラニュー糖を入れて溶かしていきます。
④③にさくらんぼとレモン汁を入れて弱火にして10分煮詰めます。
⑤④をボールに移し、氷水につけて急速に冷やしていきます。
⑥⑤しっかりと覚ましたら冷蔵庫で冷やして出来上がりです。
炭酸水で割ったり、ゼリーやシャーベットにしても美味しくいただけます。
まとめ
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さくらんぼの冷凍、冷蔵の保存方法とレシピを紹介しました。上手に保存すれば長持ちし、スイーツなどに使えて便利です。さくらんぼを最後までしっかり使い切るために、できるところから始めてみましょう。