お酒のおつまみや辛い物好きの定番メニューとして、キムチは外せません。あの絶妙な辛さとうまみが、ご飯やお酒との相性がいいんですよね。
にんにくに塩辛など色々なうま味を凝縮して作っているからこそ、あのなんとも絶妙な味と食感になるのでしょうか。ひとえにキムチといっても、色々な味があります。本場韓国の味、辛みが強いものから、子供も食べられる甘みのあるものまで。
皆さまはどんなキムチが好きですか?私は大根で作ったカクテキが好きなのですが、家族は定番の白菜キムチが好みです。気分や料理によってキムチの種類を変えるというのもいいですね。
この記事ではキムチの消費期限や保存方法、おすすめのレシピをご紹介します。
キムチはどれぐらい日持ちする?賞味期限は冷蔵で1か月、冷凍で1か月!
日本のキムチは韓国よりも浅く漬けてあるものが多いので長期の日持ちはしませんが、栄養がたっぷり含まれている食品です。ビタミン類が豊富なので風邪予防や免疫力アップに繋がりますし、乳酸菌が含まれているので整腸作用もあります。
キムチの辛み成分、カプサイシンは胃腸の働きをよくして食欲を増進させる効果もあるのです。食事に少し取り入れることで、これだけの栄養効果が得られるというのは嬉しいですよね。
消費期限は冷蔵・冷凍どちらも1か月ですが、市販のキムチの賞味期限は2週間ほどに設定されている場合がほとんどです。なるべくその期限内で食べきるようにしましょう。
キムチの保存方法
冷凍の場合
ポイントは1回分ごとに小分けすることです。小分けをしたらひとつずつラップでぴったりと包みます。その後、ジップロックなどの冷凍保存袋に平らに並べて保存してください。
食べるときは自然解凍するか、凍ったまま調理します。消費期限は1か月ですが、あまり長く置いておくのはおすすめできません。なるべく早く、遅くとも2週間以内には使い切るようにしましょう。
冷蔵の場合
キムチは発酵がすすむと酸っぱくなります。それを避けるためにチルド室にて保存しましょう。
未開封のものはそのままでも構いませんが、開封したものはジップロックなどの密閉できる容器に必ず移してから保存するようにしましょう。
プラスチックのパックで売られているものは、密閉容器に移すと他のものとの匂い移りの心配もなくなるので少し手間はありますが、移し替えておきましょう。
キムチの注意点
キムチは匂いが強いので、保存方法によっては匂い移りをしてしまいます。必ず保存するときはジップロックなどの密閉容器に入れるようにしましょう。
常温保存はぜったいにしてはいけません。傷む原因になるので、パックのまま食卓に出すのではなく、食べる分だけをお皿に盛りつけ、テーブルに並べるようにしましょう。
保存したキムチを使った5つのメニュー
納豆キムチ
さっと作れてしかもおいしい!ダブル発酵食品で整腸作用満点です。
【材料】
・キムチ大さじ1
・納豆1パック
・刻み海苔(お好みで)
・煎りごま(お好みで)
↓作り方↓
①納豆をお皿に移します。
※このとき、タレは使わないでください。使用すると塩分の摂りすぎになります。
②キムチをお皿に移して、納豆と一緒に混ぜ合わせます。
③お好みで上から刻みのりとごまを乗せればできあがりです。
※私は混ぜ合わせるのが好きですが、納豆とキムチを混ぜ合わせなくても美味しくいただけます。
その場合は、納豆の上にキムチを乗せるだけにしてください。
オイキムチ
夏に食べたくなる一品。さっぱりで辛みもあるので、食欲のない夏にもってこいのメニューです。
【材料】
・キュウリ2本
・キムチ大さじ30~50g
※量はお好みで調節ください。
・塩大さじ1
・ごま油大さじ2
・煎りごま少々
↓作り方↓
①キュウリを洗い、食べやすい大きさ(3センチぐらい)に切ります。
②キュウリを塩もみして、冷蔵庫で30~1時間寝かせます。
※ジップロックなどの保存袋に入れると楽です。
③キュウリの真ん中に切りこみを入れます。
④切りこみを入れた場所にキムチを挟みましょう。
⑤お皿に盛りつけた後、煎りごまを上に乗せたらできあがりです。
豚キムチ
ご飯との相性抜群。辛みが食欲を促進させてくれます。
【材料】
・豚バラ薄切り200g
・キムチ150g
・カット野菜1袋(もやしやニラ、玉ねぎ、にんじん、きのこなどが入ったもの)
・中華あじ大さじ2
・ごま油大さじ1
・サラダ油大さじ1
・片栗粉少量
↓作り方↓
①豚バラ肉をひとくちサイズに切り、片栗粉をまぶしてよくもみこみます。
②カット野菜の野菜が大きかったら適当なサイズに切ってください。
③フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を炒めます。
④焼き色がついてきたら野菜を加え、よく炒めてください。
⑤具材に火が通ったら、中華あじとごま油を入れてさらに炒めます。
⑥最後にキムチを加えて混ぜ合わせ、全体に赤みがついたらできあがりです。
キムチチャーハン。目玉焼きのせ
目玉焼きがアクセント♪辛みが苦手な方もたまごの甘みでパクパク食べられちゃいます。
【材料】(2人前)
・合いびき肉100g
・キムチ100g
・ご飯2膳分
・卵3個
・小ねぎ適量
・塩コショウ適量
・醤油大さじ1
・ごま油大さじ1
・サラダ油大さじ1
↓作り方↓
①ご飯に卵1個をよく混ぜ合わせます。
②フライパンにサラダ油を熱し、ひき肉を炒めます。
③肉に火が通ったら、ご飯を加えさらに炒めましょう。
④醤油と塩コショウを入れて、よく混ぜ合わせます。
⑤キムチを加えて、全体に赤色がつくまで炒めます。
⑥小ねぎを入れてさっと炒めたらお皿に盛りつけます。
⑦フライパンに油を少量ひき、目玉焼きを2つ作りましょう。
⑧お皿の豚キムチに目玉焼きをのせたらできあがりです。
チーズタッカルビ
チーズとキムチって相性がいいんですよね。とても美味しいので一度作ったらはまってしまい、よく作るメニューになっています。
【材料】
・鶏もも肉1枚
・キムチ150g
・ピザ用のチーズ100g
・カット野菜(もやしやキャベツなど)1袋
※キムチやチーズはお好みで増減ください。
・醤油小さじ1
・酒大さじ1
・塩コショウ適量
・サラダ油少々
↓作り方↓
①鶏モモ肉を一口大に切ります。
②フライパンに油を熱し、鶏もも肉を炒めます。
③焼き色がついてきたら鶏もも肉の周囲に野菜を敷き詰めていきましょう。
④醤油、お酒、キムチ、チーズの順で野菜とお肉に振りかけていきます。
⑤蓋をして弱火で蒸し焼きにします。
⑥肉や野菜に火が通り、チーズがとろとろになったらできあがりです。
※加熱時間は様子をみながら調節ください。
ワンポイントアドバイス
キムチは栄養の高い食べ物ですが塩分が少し多いので、食べすぎには注意しましょう。ご飯のおかずをキムチだけにすると、白米との相性も良くとても美味しいのでどんどん箸が進んでしまい、キムチを食べすぎてしまう傾向があります。
おかずの一品として少量を食べるようにすると塩分の摂りすぎを心配しなくてもすみますので、メニューを考えるときの参考にしてくださいね。
厚生労働省が推奨している1日あたりの塩分量は、男性が8g、女性が7 gです。キムチは100gあたり約2gの塩分量がありますので、くれぐれも食べすぎには注意しましょう。
まとめ
キムチは色々とアレンジの利く食材です。ちょっとおかずが一品足りないなというときに、そのままお皿にもって出すだけでもおかずになるのも嬉しいですよね。
辛いのがお好きなかたはもちろんのこと、苦手な方もアレンジ次第ではキムチを美味しく食べられます。発酵食品や乳酸菌を手軽にとれるキムチを上手に活用してくださいね。