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かぼちゃの賞味期限と冷凍・冷蔵保存方法と5つのレシピを管理栄養士が解説♪

ハロウィンの時期になると、無性にかぼちゃが食べたくなるのは私だけでしょうか?(笑)離乳食にもよく使われるかぼちゃ(南瓜)は、緑葉色野菜の代表格です。

ほくほくとした食感と甘みは、煮物などの料理だけではなくケーキやアイスなど、デザートにも利用されています。

かぼちゃは栄養満点です。中でもβーカロテンがとても豊富であり、免疫力を高める効果があります。カリウムやビタミン類も豊富で、成人病予防やアンチエイジングにも効果が。食物繊維をたくさん含んでいるので、便秘解消までしてくれるという女性にはとても嬉しい野菜です。

積極的に食べたほうが良い野菜なのですが、丸ごと一個買うと量が多くていっぺんには食べられません。では、どうやって保存するのが適しているのでしょうか?この記事では、かぼちゃの消費期限や保存方法、レシピをご紹介します。

かぼちゃはどれぐらい日持ちする?消費期限は冷蔵で1週間、冷凍で1か月、常温で3か月!

良いかぼちゃは、皮の表面が濃い緑色のもの。黄色く色むらがあるものは選ばないようにしましょう。軸が太くて乾燥しているものが良いかぼちゃです。

二つに切ったかぼちゃの場合は、丸みが左右対称のものを選びましょう。色は濃いオレンジ色で肉厚なものが甘みがあります。

かぼちゃの保存方法

冷凍の場合

使いやすい大きさに切り、種とワタをとります。冷凍用の保存袋に平に並べて冷凍庫で保存します。

金属トレイなど平らな状態を保てるものに乗せておくと、かぼちゃ同士がくっつかず使いやすいです。消費期限は1か月ですが、ギリギリまでとっておくのではなく、なるべく早く使い切るようにしましょう。

冷蔵の場合

使いやすい大きさに切り、種とワタを取ります。切り口にキッチンペーパーをかぶせてから、ラップか冷蔵保存用の袋に包みます。

消費期限は野菜室で1週間保存が可能です。週ごとの献立にカボチャのメニューを取り入れて、使い忘れを防ぎましょう。

常温の場合

切ってあるものは常温保存に適していません。まるごと一個なら常温で保存することが可能です。方法は、風通しの良い涼しい場所においておきます。消費期限は2か月です。

ワンポイントアドバイス

冷凍保存する場合のかぼちゃのおすすめの切り方をご紹介します。

①マッシュかぼちゃ
②ひとくち大
③薄切りのくし形

①マッシュかぼちゃ

やり方は、かぼちゃの種とワタをとって一口サイズ大ぐらいの大きさに切ります。耐熱皿に乗せてラップをかけ、電子レンジで4~6分ほど加熱します。※加熱時間は様子をみながら調節してください。

その後、そのまま5分ほど蒸らします。スプーンで果肉の部分を取り、ボウルに入れて泡だて器やすり棒などでよくつぶしてください。

荒熱がとれたら小分けにして冷凍用の保存袋に入れます。解凍するときは自然解凍か凍ったまま調理しましょう。

②ひとくち大

やり方は、かぼちゃのたねとワタをとってひとくち大に切ります。使い勝手のよい量に小分けし、冷凍用の保存袋に入れます。解凍方法は電子レンジで加熱するか、凍ったまま調理しましょう。

③薄切りのくし形

やり方は、かぼちゃの種とワタをとって3mmほどのくし形に切ります。使い勝手のよい量に小分けをし、冷凍用の保存袋に入れます。解凍方法は電子レンジで加熱するか、凍ったままを調理します。

かぼちゃの注意点

かぼちゃは皮が固いので、切るとき包丁で手を切らないよう、充分注意してください。ヘタの真上から切るのはNG。とても固いので手を切ってしまう可能性が大です。

おすすめの切り方は以下になります。

①まず、ヘタを避けて包丁を入れていきます。
この時に注意してほしいのが、先だけ使用するのではなく、包丁の全体を使って半分に切ってください。
そうすると、ヘタが残っているものと、ヘタなしの二つができます。
②ヘタの残っているほうは、包丁の刃先をヘタに沿うように全体に入れていき、三角形を作るように切っていきます。
④その後、両方とも二つに切り分け、1/4にかぼちゃが切れます。
※ポイントは必ず平な面(果肉の部分)を下にして切ることです。
皮の部分を下にすると安定しないのでぐらつき、誤って手を切ってしまう可能性があります。
⑤スプーンで種とワタを取りのぞいたあと、お好みの大きさに切り分けます。

保存したかぼちゃを使った3つのメニュー

かぼちゃとコーンのミルクスープ

【材料】
・冷凍したマッシュかぼちゃ200g
・冷凍コーン大さじ2
・玉ねぎ1/2個
・小麦粉大さじ1
・コンソメスープの素1個
・牛乳300ml
・バター30g
・塩コショウ適量

↓作り方↓
①玉ねぎをスライサーで薄く切ります。
②小鍋にバターを溶かして、玉ねぎと小麦粉入れてよく炒めましょう。
③コンソメスープの素と水40mlを入れます。
④煮立ったら弱火にしてかぼちゃを入れてください。
⑤鍋にフタをし、カボチャをへらでつぶし、ときどきアクをとりながら10分ほど煮ます。
⑥コーンと牛乳、塩コショウを入れます。
⑦ひと煮たちしたらできあがりです。

かぼちゃの煮物

【材料】
・ひとくち大に切った冷凍かぼちゃ300g
・みそ大さじ1
・砂糖大さじ1
・みりん大さじ1
・酒大さじ1
・しょうゆ小さじ2

↓作り方↓
①鍋にお湯を沸かしてかぼちゃを冷凍のまま茹でます。
②竹串でかぼちゃを刺してすっと入るまで煮たらざるにとり、水気をよく切ってください。
③ボウルに調味料を入れて混ぜ合わせます。※量はお好みにより調節ください。味噌少なめ、醤油多めなど。
④かぼちゃをボウルに入れて、よく混ぜ合わせたらできあがりです。

かぼちゃとハムの炒めもの

【材料】
・薄切りくし形冷凍かぼちゃ100g
・ハム4枚
・酒大さじ2
・ごま油大さじ1
・醤油適量
・塩コショウ適量

↓作り方↓
①ハムを1cm幅に切ります。
②フライパンにごま油を熱し、ハムとかぼちゃ、酒を入れてフタをして3分ほど蒸し焼きにします。
③かぼちゃを裏返しにしながら汁気を飛ばしていきましょう。
④醤油と塩コショウで味を調えたらできあがりです。

かぼちゃの作り置き2メニュー

かぼちゃのチーズコロッケ

【材料】
・冷凍したマッシュかぼちゃ300g
・プロセスチーズ3個
・バター大さじ1
・塩コショウ少々
・溶き卵、パン粉・小麦粉適量

↓作り方↓
①マッシュかぼちゃをレンジで加熱します。
②ボウルにバターと塩コショウ、加熱したかぼちゃを入れてよく混ぜ合わせましょう。
③チーズを2cm角に切ります。
④チーズを包みながらかぼちゃをひとくちサイズの丸型に形成します。
⑤小麦粉→溶き卵→パン粉の順につけていきます。
⑥170℃の油でかりっと揚げたら完成です。
※作り置きをするときは、揚げずに衣をつけた冷凍しましょう。
消費期限は冷蔵で2、3日。冷凍で2週間です。

かぼちゃとレーズンのマヨネーズサラダ

消費期限は冷蔵庫で3日です。小分けにしておくとお弁当に入れられもするので便利ですよ。

【材料】
・薄切りのくし形冷凍かぼちゃ300g
・レーズン大さじ2
・スライスアーモンド大さじ2
・マヨネーズ大さじ4~5
・プレーンヨーグルト大さじ2
・塩コショウ適量

↓作り方↓
①冷凍かぼちゃを電子レンジで加熱します。
②レーズンを水に10分さらして戻しておきます。
③蒸しあがったかぼちゃをつぶし、荒熱をとります。
④ボウルにレーズンとかぼちゃ、ヨーグルトとマヨネーズ、塩コショウを加えて混ぜ合わせます。
⑤スライスアーモンドを追加し、さらに混ぜ合わせたらできあがりです。

まとめ

ほうれん草や小松菜など、葉野菜で緑葉食野菜を摂るのは、子供にとってレベルが高い場合があります。そんなときはかぼちゃを活用しましょう。

甘いカボチャは子供にも人気の野菜です。煮物からデザートまで、色々なアレンジがききますので、ぜひご家族のお好きなかぼちゃ料理をマスターしましょう。健康にとっても良いかぼちゃを積極的に食べるようにしてくださいね。