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牛肉の賞味期限と冷凍・冷蔵保存方法と5つのレシピを管理栄養士が解説♪

ステーキやすき焼き、焼き肉など、牛肉にはみんなに愛されるメニューがたくさんあります。他のお肉と比べると高価ではありますが、ごちそうにはやっぱり牛肉がいい!という方も多いことでしょう。

私の家でもお祝い事といえば、焼き肉やステーキなど、牛肉のメニューをリクエストされます。そんなお肉の王様と呼んでもいいかもしれない牛肉ですが、美味しいだけではなく体にも良い効果がたくさんあるのです。

では、牛肉はどうしたら美味しく食べられるのでしょうか?保存の方法によっては、美味しくなくなってしまうことがあるのを知っていますか?知らないとせっかくのお肉が台無しになってしまうかもしれません。

そこで、この記事では牛肉の消費期限や保存方法、おすすめのレシピをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

牛肉はどれぐらい日持ちする?賞味期限は冷蔵で3~5日、冷凍で1~2か月!

薄切り肉は日持ちが短く、かたまり肉だと長いですが、いっぺんに使い切れない場合は早めに冷凍や冷蔵保存しておくことが大切です。肉は空気に触れると味が落ちる原因になりますので、使わないのは即保存を心がけてください。

牛肉は良質なたんぱく質やビタミンが豊富に含まれています。貧血予防になる鉄や亜鉛なども多く、女性の貧血改善や子供の発育などに適している食材です。

冷凍保存に適していますが、長期保存は冷凍焼けをおこす危険があります。なるべく2週間を目安に使い切れるだけの量を購入するのをおすすめします。

牛肉の保存方法

薄切りやかたまり肉など、種類別にご紹介します!

①牛薄切り肉・すき焼き用・しゃぶしゃぶ用

冷凍の場合

味付けをするかしないかで保存期間が変わります。

そのまま冷凍する場合は、使いやすい量に小分けしてラップでぴったりと包みます。それから冷凍用の保存袋に入れて、なるべく空気を抜いた状態で封をしてください。ラップで包んであるので、一緒の保存袋に何個か入れてもかまいません。

消費期限は1か月ですが、冷凍焼けなどの心配もあります。理想は2週間を目安になるべく早めに使い切るようにしましょう。使用するときは、自然解凍か凍ったまま調理をしてください。

味付けをしてから冷凍をする場合は、お好きなたれをよく揉みこんだあと、冷凍用の保袋に入れます。袋の中の肉は、できるかぎり平らになるようにするのがコツです。空気を抜いてから封をしましょう。

消費期限は2か月ですが、こちらもそのままと同じで冷凍焼けなどが気になります。二週間をめどに使用するようにするのがおすすめです。冷凍する際に、一緒にたれにつけこんだ野菜やきのこも保存してもOK。

きのこは冷凍することでうまみが増して、肉と一緒に煮たり焼いたりすると肉を柔らかくする効果もありますのでおすすめの食材です。

冷蔵の場合

未使用ならパックのまま、酸かった残りやパックの中に水分が出てしまっているものは、水分をキッチンペーパーで拭き取ったあと、ラップでぴったりと包みます。

その後、冷蔵用の保存袋の中に入れて、なるべく空気を抜いた状態で封をしましょう。チルド室での保存で消費期限は3日。肉は時間が経ってくると色が変わってきますので、なるべく早めに使用するようにしましょう。

②牛ステーキ肉

冷凍の場合

肉のすじ切りをした後水気をキッチンペーパーで拭き取り、ラップでぴったりと包みます。そのあと、さらにアルミホイルでぴったりと包みましょう。

金属の平らなトレイに乗せて凍らせます。凍ったら冷凍用の保存袋に移し替えて大丈夫です。消費期限は1か月。使用するときは自然解凍をして使います。

冷蔵の場合

パックのままで保存すると鮮度がどんどん落ちてしまいます。そこで、肉の水気を拭き取ったあと、1枚ずつラップでぴったりと包んで保存袋に入れるようにしましょう。

ラップや保存袋の空気を抜くことで、肉の鮮度が保てますので、面倒くさがらずに空気を丁寧に抜くようにしましょう。消費期限は3~4日になります。

③牛角切り肉

冷凍の場合

軽く下味をつけておくのがポイントです。そうすることで、風味が保たれ、肉汁が出てしまうことを防げるのです。

下味は塩コショウでOK。それからラップでぴったりと包みます。その後冷凍用の保存袋に入れて冷凍しましょう。消費期限は1か月です。

冷蔵の場合

肉の水気をキッチンペーパーで丁寧に拭き取ったあと、使いやすい量に小分けしてぴったりとラップします。その後、冷蔵用の保存袋に入れてチルド室に入れましょう。消費期限は3日です。

④牛ブロック肉

冷凍の場合

肉の水気をキッチンペーパーでよく拭き取ります。それからラップでぴったりと包んだあと、アルミホイルでもう一度包みます。金属の平らなトレイに乗せて冷凍させ、固まったら冷凍用の保存袋に入れ替えましょう。

このままでもよいですが、タッパーなどに入れておくと美味しさをさらに保てるので、適当な容器をお持ちでしたら入れるようにしましょう。

冷蔵の場合

パックから取り出して水気をよくキッチンペーパーで拭き取りましょう。その後、ラップでぴったりと包んだあと、冷蔵用の保存袋に入れます。消費期限は5日。チルド室で保存をしましょう。

□牛肉の注意点

お肉は空気に触れないことが鮮度を保つコツです。ラップはぴったりと。保存袋の空気は最小限に。お買い得のときに買って冷凍しておけるので便利ですが、冷凍焼けを起こすことがままあります。

二週間を目安に使用するようにすると、その心配も格段に減りますよ。

保存した牛肉を使った3つのメニュー

牛肉といんげんの黒コショウ炒め

彩りもよく、ご飯が進みます。お弁当のおかずにも!

【材料】
・牛もも肉300g
・冷凍いんげん10本
・ごま油大さじ1
・しょうゆ小さじ2
・塩少々
・あらびきコショウ少々

↓作り方↓
①牛肉を食べやすい大きさに切りましょう。
※いんげんとの兼ね合いを考え、長方形に切ると見た目も良いです。
②牛肉に塩をふりかけ、軽くもんで下味をつけましょう。
③いんげんを茹でるかレンジで加熱して戻します。
④いんげんを食べやすい大きさに切ります。
⑤フライパンにごま油を熱して、牛肉を炒めましょう。
⑥肉にある程度火が通ったら、いんげんを入れて再び炒めます。
⑦塩コショウ、しょうゆで味付けをしたらできあがりです。

ひとくちステーキ

食べ応え満点♪シンプルでも美味しい一品です。

【材料】
・牛ももステーキ用200g
・オリーブオイル小さじ2
・しょうゆ大さじ1
・塩コショウ少々

↓作り方↓
①ステーキ肉を冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。
②牛肉をひとくちサイズに切りましょう。
③塩コショウをして軽くもみます。
④オリーブオイルを熱したフライパンで牛肉を焼きます。
⑤肉に火が通ったら醤油を加え、さっとからめたらできあがりです。

すき焼き

甘いたれがごはんをすすませます。みんなが大好きなメニューです。

【材料】
・牛すきやき肉300g
・豆腐300g
・しらたき100g
・しいたけ3個
・春菊1/2束
・白菜1/8個
・牛脂(あれば。なければサラダ油でも)
・すき焼きのタレ200ml

↓作り方↓
①フライパンに牛脂を熱しましょう。
②牛肉をさっと炒めてください。
③タレを入れます。
④豆腐、しいたけ、春菊、白菜、しらたきを加えて火がとおったらできあがりです。

牛肉の作り置きメニュー2品

牛肉とパプリカの炒め物

ウスターソースとトマトケチャップで下味をつけて保存したお肉を使用します。

【材料】
・味付け牛薄切り肉350g
・玉ねぎ1個
・パプリカ(2色)1個分
・酒大さじ2
・塩コショウ少々
・オリーブオイル少々

↓作り方↓
①玉ねぎをくり切りにします。
②パプリカを薄切りしてください。
③フライパンにオリーブオイルを熱し、牛肉を焼いていきます。
④ある程度肉に火が通ったら、玉ねぎとパプリカを加えます。
⑤酒と塩コショウを加えてよく炒めましょう。
⑥具材に火が通ったらできあがりです。

牛肉とわかめの炒め物

しょうゆ、酒、みりんを1:1:1で漬けて保存したお肉を使用します。

【材料】
・味付け牛こま切れ肉300g
・玉ねぎ1個
・ごま油小さじ2
・オイスターソース大さじ1
・塩コショウ少々

↓作り方↓
①玉ねぎを薄いくし切りにします。
②牛肉も大きかったら食べやすい大きさに切っておきましょう。
③フライパンにごま油を熱し、玉ねぎを炒めます。
④玉ねぎがしんなりしてきたら牛肉を加えましょう。
⑤具材に火が通ったらオイスターソース加え絡め合わせます。
⑥塩コショウで味を調えたらできあがりです。

ワンポイントアドバイス

ブロック肉やステーキ肉など厚さがある程度あるお肉は、冷蔵庫から出してそのまま焼くと表面だけが焼けて肉が固くなってしまうことがあります。

使用する30分から1時間前には冷蔵庫から出し、常温の状態に戻しておくようにすると美味しく焼くことができますよ。

特にローストビーフはこれをやるとやらないとでは肉の柔らかさがまったく違ってくるので、忘れずに常温に戻すようにしましょう。

まとめ

お肉類は、お買い得のときにまとめて買っておいて冷凍するのが節約のコツとテレビでもよく言っています。節約の他にも、雨や雪、体調不良などで買い物に行きたくてもいけないとき、肉の冷凍があるとメニューの幅がぐんと広がりますよね。

しっかりとした保存方法を行えば、味を損なうことなく長期保存が可能です。ご紹介した保存方法を参考にして、上手に牛肉を活用してくださいね。