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砂糖の賞味期限と冷凍・冷蔵保存方法と4つのレシピを管理栄養士が解説♪

調味料の最初に出てくる「さ」は砂糖、料理に食生活に欠かせない1つです。料理を柔らかく仕上げたり、コクを出したり、スイーツには大活躍の調味料。今回はその砂糖の保存方法、そしてレシピついてご紹介します。

砂糖の基礎知識

ここでは砂糖の基礎知識についてお伝えします。選び方などを参考にしてください。

砂糖の種類

上白糖

最も使われている砂糖で、料理や飲み物、お菓子作りに重宝している種類です。

三温糖

上白糖の精製工程を続けたもので、上白糖より甘みが強く煮物に向いています。ちょっと茶色なのは加熱によるもの。

きび糖

三温糖よりミネラルを含んだ薄茶色の砂糖で、色を気にしなければ上白糖と同じように使えます。

グラニュー糖

粒子が上白糖よりさっぱりした甘味で、お菓子作りに向いている種類です。

白ざら糖(ざらめ)

グラニュー糖より粒子の大きい白ざら糖、いわゆるざらめで、綿菓子や煮物などに使われます。

氷砂糖

半透明で大きな結晶の砂糖で、ゆっくりと溶けるため果実酒、果実シロップに向いています。

黒糖・黒砂糖

味がこっくりと濃く、ミネラルも豊富に含んだ砂糖で、肉系の煮物や素朴な味のおやつ作りに向いています。

砂糖はどのくらい日持ちする?砂糖の賞味期限はない!

基本的に砂糖には賞味期限がありません。ただ、すぐに固まってしまうので外気に触れないことがとても大切です。保存の仕方でも風味などが変わってくるので、賢い保存方法を知っておくと便利です。

砂糖の保存方法

砂糖に適した保存法をお伝えします。砂糖の特性を知り、賢く保存しましょう。

砂糖の常温保存方法

①未開封の場合

高温・多湿を避け、冷暗所で保存しましょう。ジッパーや封が付いていない砂糖はタッパーや保存容器に入れて冷暗所に保存しましょう。

②開封したの場合

しっかりと密封できる容器に入れて替えて、冷暗所で保存しましょう。湿気が入らない工夫が必要です。

砂糖の冷蔵・冷凍保存方法

冷蔵庫の中は乾燥するので、冷蔵や冷凍は不向きですが、虫除けにはよいでしょう。冷蔵庫で保存する場合は、しっかりと密閉できる容器に入れます。注意点は温度の差があるため、結露による湿気が問題となるので、使ったらすぐに戻すことが大切です。

保存の注意点

砂糖を保存する場合に注意して欲しいのは「水分」です。温度の差や湿気などに気を配り、しっかりとふたを閉められる容器を使いましょう。虫やダニが発生することも稀にあるので、開封口をしっかり閉め、袋に穴が空いてないかをチェックしましょう。

ワンポイントアドバイス

砂糖が固まってしまったら、霧吹きで軽く全体的に水分を加えて密封するとサラサラになります。かけすぎに注意し様子を見ながら、少しずつ吹きかけましょう。

砂糖を使った裏技

①乾物を早く戻す

干し椎茸など乾物を戻すときに、ボウルにぬるま湯と砂糖をひとつまみとかすと早く戻ります。

②砂糖でシメサバ

砂糖をサバにふりかけて40分ほどおいてから水で洗うと、水分と臭みが同時に取れて便利。そのあと塩や酢でしめると、程よく甘みが残り美味しく仕上がります。

③乾燥剤の代わりに

クッキーやパンを入れて保存容器に角砂糖を入れておくと、余分な水分を吸い取り湿気を防いでくれます。

④肉を柔らかくする

調理する前のステーキ肉やスライス肉に少量の砂糖をもみ込んでおくとふっくら柔らかく焼きあがります。安価な肉に使うのもアイディアです。

⑤マリネのテリを美しく

砂糖2:塩1の割合で混ぜあわあせて、マリネ用の魚にまぶして6時間ほど冷蔵庫で寝かせます。きれいなテリが生まれて、食欲がわく色になります。

⑥油の汚れを落とす

ハンバーグなどの油をこねたあとの汚れは、ハンドソープなどに砂糖を少し混ぜる落ちやすくなります。自転車のチェーンなどを触った後の油などにも同様に使えます。

砂糖を使った4つのレシピ

固くなった砂糖を使ってできるので、消費レシピの参考にお使いください。

サクサククッキー

子供と一緒にできる簡単クッキー

【材料】30個分(直径4cm) 調理時間20分(繰り返し焼く時間は省略)
バター 100g
砂糖 大さじ5(50g)
卵 M1個
バニラオイル 適量
薄力粉 2カップ(200g)

【作り方】
①耐熱ボウルにバターを20gほど入れ、ラップをせず30秒ほどレンジで加熱して柔らかくします。
②①に砂糖を入れて泡立て器で、しっかりと混ぜ合わせます。
③②に卵とバニラオイルも入れて泡立て器でしっかりと混ぜ、小麦粉を少しずつ加えて混ぜ合わせます。
④③を30等分にしてクッキーの形にし、アルミホイルを敷いたオーブントースターのトレーに並べていきます。
⑤④を1000wのオーブントースターで5〜10分ほど、焼き目をチェックしながら焼きます。
⑥全体にきれいな焼き色がついたら出来上がりです。
生地の厚みを薄くすると、フライパンで焼くこともできます。

プチカップケーキ

オイルを使って軽い仕上がりに

【材料】ミニマフィン18個分(直径3cm) 調理時間15分(焼く時間は省略)
チョコレート 50g
くるみ 30g
サラダ油 50g
砂糖 40g
卵 1個
★アーモンドパウダー 20g
★薄力粉 80g
★ベーキングパウダー 小さじ1
牛乳 50g

【作り方】
①150℃にしたオーブンでくるみを10分殻焼きして取り出し、細かく砕いて混ぜ合わせた★に加えておきます。
②刻んだチョコレートを耐熱ボウルに入れて、電子レンジで2分加熱して溶かします。
③②にサラダ油と砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜていき、溶きほぐした卵も少しずつ加えて混ぜます。
④③に1/3の①加えて混ぜ合わせ、さらに1/2の牛乳を少しずつ加えて混ぜ合わせます。
⑤④に2/3の①を加えておきます。
⑥カップケーキの型にグラシンケースをしき⑤を流し入れ、トントンと軽く落として空気を抜いておきます。
⑦160℃に熱したオーブンで⑥を15分焼いたら出来上がりです。
焼きたても美味しいですが、1日おくとさらにしっとりとした味になります。

懐かしい味のバニラアイス

少ない材料で簡単アイスクリーム

【材料】3人分 調理時間10分(冷凍時間は省略)
牛乳 200ml
生クリーム 100ml
卵黄 2個
砂糖 50g
バニラエッセンス 適量

【作り方】
①ボウルに卵黄と砂糖を入れ混ぜておきます。
②牛乳をレンジで20秒ほど温め、人肌くらいの温度にします。
③①に②を入れて砂糖が溶けるまで混ぜます。
④③に生クリームとバニラエッセンスを加えて混ぜ合わせ、バットに入れて冷凍します。
⑤1時間たったら④を取り出して、フォークで混ぜてまた冷凍します。
⑥⑤をもう1度繰り返してたら出来上がりです。

フライパンでタルトタタン

手間を抑えたりんごのスイーツ

【材料】フライパン1台分(20cmくらいの大きさ) 調理時間35分(冷やす時間は省く)
りんご 大2個(600g)
バター 100g
ビスケット 140g
砂糖 100g
水 小さじ1

【作り方】
①りんごは皮をむき16等分のくし切りにして、バターは室温に戻しておきます。
②フライパンにフライパン用のホイルシートをしき、はみ出す分は折っておきます。
③②のフライパンに砂糖を入れて広げ入れ、水を回し入れてから中火にします。
④砂糖に色が付いてきたら弱火にして、濃いカラメルになるまで焦がしていきます。
⑤④にバター30gを加えて、フライパンを揺らしながら全体に混ぜていきます。
⑥りんごを加えて中火にし全体にカラメルが回るようにし、りんごがしんなりしたら火を止め平らにします。
⑦ビスケットはビニール袋に入れてめん棒で細かく砕き、バター70gを入れて混ぜておきます。
⑧⑥に⑦をのせ、フライパンより一回り小さめのフタをして上から重しをのせて中火で10分加熱します。
⑨粗熱をとって上からラップをかぶせて冷蔵庫へ入れて冷やします。
⑩⑨を冷蔵庫から取り出し、皿を上に乗せてひっくり返したら出来上がりです。

まとめ

砂糖の冷凍の保存方法とレシピを紹介しました。上手に保存すれば長持ちして、さまざまな料理に使えて便利です。砂糖を最後までしっかり使い切るために、できるところから始めてみましょう。