未分類

じゃがいもの賞味期限と冷凍・冷蔵保存方法と5つのレシピを管理栄養士が解説♪

1年を通して安価で、和風にも洋風にも味付けができ、スイーツ感覚でも食べられるじゃがいも。ビタミンCを多く含み風邪の予防、疲労回復に効果のあり、体の酸性化を防ぐ食材です。

煮崩れしない「メークイン」、ホクホクさが魅力の「男爵」が人気。今回はそのじゃがいもの栄養・冷凍・冷蔵保存方法、そしてレシピついてご紹介します。

じゃがいもの基礎知識

ここではじゃがいもの基礎知識についてお伝えします。栄養や効果、選び方や旬などを参考にしてください。

じゃがいもの旬

じゃがいもは3ヶ月〜4ヶ月で収穫でき土壌を選ばないため、一年を通して購入できます。旬は10月〜11月で、また5月〜6月にかけては新じゃがいもが出荷されます。

じゃがいもの栄養

じゃがいもにはカリウム、ビタミンB1、ビタミンC、維など栄養豊富です。特にビタミンCが多く含まれ、風邪の予防・肌荒れ改善などに効果的。

ご飯は100gで168kcalですが、同量の蒸したじゃがいもは84kcalと約半分で低カロリー。食物繊維も豊富なのでダイエットや便秘解消にも活躍する野菜です。

じゃがいもの選び方

じゃがいもを選ぶときは皮が薄く表面がなめらかで、色が均一で鮮やかでツヤのあるものを選びましょう。あまり大きすぎず、中玉くらいでふっくらとした形が新鮮です。

芽がでると栄養分がなくなりますが、でんぷんの糖化作用が進み甘みが増すので芽が出る直前が狙い目。

じゃがいもはどのくらい日持ちする?じゃがいもの賞味期限1週間!

じゃがいもは夏の暑い時期は1週間、冬の寒い時期は1ヶ月持ちます。ただ、洗浄されたものは1週間ほどで傷む場合があるので、注意が必要です。

カットしてしまうと賞味期限が短くなるので、じゃがいもの性質に合った冷蔵・冷凍保存しましょう。

じゃがいもの保存方法

じゃがいもに適した保存法を、常温・冷蔵・冷凍に分けてお伝えします。最後までじゃがいもを賢く使い切る方法を試してみてください。

じゃがいもの常温保存方法

段ボールに新聞紙を敷きじゃがいもを入れ、風通しのよい場所で保存しましょう。

また、ジャガイモを1つ1つ新聞紙に包むとより長持ちします。新聞紙が湿気を含んだら取り替えることが大切です。

消費期限(※問題なく食べられる期間)の目安:夏は1週間、冬は1ヶ月

じゃがいもの冷蔵保存方法

じゃがいもは5℃以下の場所に置くと発芽しにくくなり、長く保存が可能です。ただ低すぎるとでんぷん質が低温障害を起こし、痛みが早くなるので野菜室に保存しましょう。常温と同じく新聞紙で包むとより長持ちします。

消費期限の目安:1週間

じゃがいもの冷凍保存方法

①じゃがいもを茹でる、もしくは600wの電子レンジで5分加熱します(電子レンジによるので要確認)。
②皮をむいて余熱を取ってから、ジッパー付き保存袋に入れます。
③②の上からマッシュ状態になるまで潰していきます。
④③の厚さをなるべく薄くし、菜箸で線を引いておきます。
④金属トレーや、アルミホイルを引いた皿に乗せて急速冷凍します。

コロッケ、サラダ、スイートポテトなど使いたい時にパキっと折って取り出せるので便利です。

消費期限の目安:1ヶ月

保存の注意点

じゃがいもは生のまま冷凍保存すると、歯触りも悪く、中身がスカスカとなります。加熱してからの保存が大切で、カレーやシチューなどを冷凍する場合はじゃがいもは取り除きましょう。

ワンポイントアドバイス

じゃがいもを常温で保存するときはりんごを一緒に入れましょう。りんごがあることで、エチレンガスの働きで発芽しにくくなります。

じゃがいもを使った5つのレシピ

じゃがいものガレット

朝食の定番にもなりそうな一品

【材料】2人分(直径20cmのフライパン) 調理時間15分
じゃがいも 2個
ピザ用チーズ 50g
塩 少々
コショウ 少々
片栗粉 小さじ
オリーブオイル 大さじ1
トマトケチャップ お好み
イタリアンパセリ お好み

【作り方】
①じゃがいもは皮をむいて、できるだけ細かく千切りにしておき、水にさらさずボウルに入れておきます。
②①ボウルにピザ用チーズ、塩、コショウ、片栗粉を混ぜ合わせておきます。
③フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ、②を入れていき厚さを均等にしていきます。
④フライパンをゆすりながら焼き、3分経ったところで裏返しします。
⑤木べらなどで抑えるようにし、両面がこんがりと焼けたら食べやすい大きさにカットします。
⑥⑤を器に盛り、お好みでイタリアンパセリとトマトケチャップをつけて出来上がりです。

じゃがいもと鶏肉の甘辛ガーリック

栄養満点のホクホクのスタミナレシピ

【材料】4人分 調理時間20分
じゃがいも 大2個
鶏もも肉 2枚
サラダ油 小さじ1
塩 少々
コショウ 少々
万能ネギ お好み
★しょうゆ 大さじ2
★酒 大さじ2
★みりん 大さじ1
★砂糖 大さじ1
★酢 大さじ1
★おろしにんにく 小さじ1

【作り方】
①鶏もも肉はひと口大に、じゃがいもは皮をむいて食べやすい大きさに切っておき、★を混ぜ合わせておきます。
②フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、鶏もも肉を焼き色がつくまで両面焼いていきます。
③じゃがいもは耐熱皿に入れてふんわりとラップし、500wのレンジで5分加熱します。
④②に③を加えて、あまり振らずにしっかりと焼いていきます。
⑤④のじゃがいもに焼き目がついたら★を加え、きれいに照りが出るまで煮詰め、塩とコショウで味を調えます。
⑥⑤を器に盛り、小口切りした万能ネギをお好みでのせたら出来上がりです。

じゃがいもと白身魚のブラタン

あっさり白身魚をご馳走グラタンに

【材料】4人分 調理時間20分
じゃがいも 2個
白身魚 160g
★白ワイン 大さじ1
★塩 少々
★コショウ 少々
玉ねぎ 1/2個
マッシュルーム 4個
にんにく 1片
バター 40g
小麦粉 大さじ4(36g)
牛乳 300ml
ピザ用チーズ 80g
パセリ(みじん切り) お好み
塩 少々
コショウ 少々

【作り方】
①白身魚は食べやすい大きさにカットし、混ぜ合わせた★を振っておきます。
②マッシュルームはスライスし、じゃがいもは皮をむいて縦半分にカットし、さらに1cm幅に切っておきます。
③玉ねぎはみじん切りにし、にんにくは芯を取り除いてみじん切りにします。
④鍋にバターとにんにくを入れて中火にかけます。
⑤④の香りが立ってきたら玉ねぎ、じゃがいも、マッシュルームを加えて炒めます。
⑥⑤の玉ねぎが透明になったら小麦粉を加え、粉がなくなるまで炒めて牛乳を少しずつ加えて煮込みます。
⑦⑥にとろみが出るまで煮詰めて、塩、コショウで味を整えます。
⑧⑦を耐熱容器に流し込み白身魚を入れピザ用チーズをかけ、オーブントースターで焼き色がつくまで焼きます。
⑨⑧にお好みでパセリをのせて出来上がりです。

じゃがいもとごぼうのサラダ

食感が楽しいホットサラダ

【材料】2人分 調理時間15分
じゃがいも 2個
ごぼう 1/2本
ベーコン 30g
くるみ(炒ったもの)大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々
コショウ 少々
粒マスタード 小さじ1
酢 小さじ1
パセリ(みじん切り)少々

【作り方】
①ごぼうはささがきにして、じゃがいもは太めの千切りにして水にさらしておき、ベーコンは1cm幅に切ります。
②じゃがいもの水気を切り、耐熱容器に入れてふんわりとラップし、500w電子レンジで3分加熱します。
③フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ、水気を切ったごぼうとベーコンを入れて炒めます。
④③に②のじゃがいもを加えて酢を回し入れて軽く炒めたら火を止め、粒マスタードを混ぜ合わせます。
⑤④を器に盛りくるみと、パセリをお好みでのせて出来上がりです。

じゃがい餅

ビタミンCたっぷりの健康おやつ

【材料】2人分 調理時間5分(加熱時間は省略)
じゃがいも 3個
片栗粉 大さじ2
★しょうゆ 大さじ1
★みりん 大さじ1
★砂糖 大さじ3/4
ごま油 大さじ1/2

【作り方】
①★を混ぜ合わせておきます。
②じゃがいもは皮をむいて耐熱皿に入れてふんわりとラップし、500wの電子レンジで5分加熱します
③②をボウルに入れてマッシュし、片栗粉を加えてしっかりと混ぜ合わせておきます。
④③を6等分にして、丸い餅の形を作っていきます。
⑤フライパンにごま油を入れて中火にかけ、④を両面に焼き目がつくまで焼いていきます。
⑥⑤に①のタレをハケで塗り、器に盛ったら出来上がりです。

まとめ

じゃがいもの冷凍の保存方法とレシピを紹介しました。上手に保存すれば長持ちして、さまざまな料理に使えて便利です。じゃがいもを最後までしっかり使い切るために、できるところから始めてみましょう。