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きゅうりの賞味期限と冷凍・冷蔵保存方法と5つのレシピを管理栄養士が解説♪

きゅうりは『世界一栄養がない野菜』と不名誉なことを言われることが多かったのですが、近年はダイエットに適していると食材として注目されるようになりました。

ダイエットだけではありません。万人の悩みといってもいいかもしれない、むくみの改善にも役立ちます。身体を冷やす働きもあるので、夏バテを防止してくれもするのです。

他にもカリウムやβーカロテンを含んでいるので、高血圧や呼吸器の健康維持などに効果があり、けっして栄養がない野菜ではないと私は思っています。この記事ではキュウリの消費期限や保存方法、活用できるレシピをご紹介します。

きゅうりはどれぐらい日持ちする?賞味期限は冷蔵で10~14日、冷凍で1か月!

ただし、鮮度を保つ適切な保存方法で行った場合は冷蔵でこれぐらいの消費期限になります。むき出しで保存した場合は、鮮度も味も約4日で消費期限となってしまうのです。

買うときに良いきゅうりを選ぶこつは、表面のイボが尖っていて、太さが均一なもの。緑色が濃くてしなびていない張りのあるものを選ぶようにしましょう。

きゅうりの保存方法

それでは、ここからきゅうりを上手に保存するための2つの方法を紹介していきます。

冷凍の場合

スライサーや包丁などで、薄い輪切りにします。その後、少量の塩で揉み5分置いてください。5分経ったら水気を絞り、使いやすい量ごと(1本ずつなど)にラップでぴったりと包みます。ジップロックなどの冷凍保存用の袋に入れた後、冷凍庫へ。

解凍するときは自然解凍をしてください。レンジでの解凍を使用してもかまいませんが、熱を通しすぎるときゅうりの味が変わってしまい予定していた料理(和え物など)に使用できなくなる可能性も。できるだけ自然解凍をするようにしましょう。

冷凍保存したきゅうりに適した料理は酢の物やポテトサラダです。消費期限は1か月ですが、細菌の繁殖など気になります。なるべく早く、できるだけ2週間以内には使い切るようにしましょう。

冷蔵の場合

買ってきたまま保存するとしないとでは、大きく消費期限が違います。適した保存方法は、まずきゅうり表面の水分を拭き取ります。

その後、1、2本ずつキッチンペーパーで包みます。(ペーパーが大きかったら半分に切ってから使用しましょう)

ペーパーで巻いたきゅうりを、枝のほうが上になるように立てて、ジップロックなどの保存袋に入れます。この状態で野菜室に保存すると、消費期限は10~14日。むき出しのまま野菜室に入れておいた場合は、3日ほどになります。

きゅうりの注意点

冷凍保存をすると、きゅうりのシャキシャキ感が落ちます。シャキシャキの状態で食べたい人は、冷蔵保存をして使用するようにしましょう。

冷凍の推奨している保存期間は2週間です。冷蔵保存でもキッチンペーパーに包むことで同じ期間保存できますので、料理によって方法を選ぶようにしましょう。

保存したきゅうりを使った5つのメニュー

きゅうりとささみの胡麻和え

さっぱりと食べられるのに、ささみでお腹もいっぱいになります。

【材料】
・冷凍したきゅうり1本
・鶏のささみ3本
・しょうゆ少々
・すりごま少々
・酒少々

↓作り方↓
①きゅうりを自然解凍します。
②ささみの筋をとり、酒を少量入れて沸騰させたお湯で茹でます。
③茹で上がったささみの水気をよく拭き取り、食べやすい大きさに裂きましょう。
④ボウルにきゅうりとささみ、しょうゆとすりごまを入れてよく混ぜ合わせたらできあがりです。

エビときゅうりのサンドウィッチ

子供が大好きでよく作るメニューです。

【材料】
・きゅうり1本
・むきエビ10尾
・マヨネーズ大さじ2
・塩コショウ少々
・サンドウィッチのパン6枚

↓作り方↓
①きゅうりを千切りにして塩で軽くもみます。
②エビを1cm角ぐらいに刻み、沸騰したお湯で茹でましょう。
③キュウリとエビの水気をよく絞ります。
④ボウルにきゅうりとエビ、マヨネーズ、塩コショウを加えてよく混ぜ合わせます。
※調味料はお好みで加減しましょう。
⑤サンドウィッチのパンに作った具材をのせて挟み、適当な大きさに切ったらできあがりです。
※ラップで包んで切ると具材がはみ出たりせずに綺麗に切れます。

ポテトサラダ

みんなが大好きメニュー。定番のサラダです。

【材料】
・きゅうり1本
・じゃがいも3個
・ハム3枚
・冷凍コーン大さじ3
・マヨネーズ大さじ4
・塩コショウ適量

↓作り方↓
①じゃがいもをよく洗い、耐熱皿に乗せてラップをかけます。
②電子レンジでじゃがいもを6分ほど加熱してください。
③キュウリを輪切りにしましょう。
④ハムは1cmの長さに切ります。
⑤冷凍コーンは自然解凍するか熱湯を回しかけて戻します。
⑥蒸しあがったじゃがいもの皮を剥き、ボウルに入れます。
※蒸しあがったかは、竹串をじゃがいもに指してすっと通るかで見極めてください。
⑦じゃがいもをフォークの背などで潰します。
⑧ボウルにきゅうり、コーン、ハム、マヨネーズを加え、よく混ぜ合わせます。
⑨塩コショウで味を調えたらできあがりです。
※マヨネーズやコショウなどはお好みで調節ください。
野菜の水気をよく拭き取ることが美味しく作るポイントです。

きゅうりの作り置きメニュー2品

ピクルス

作り置きメニューの定番です。彩りがよいので見栄えもいいし、なによりお酢効果で疲れがとれます♪

【材料】
・きゅうり1本
・大根50g
・にんじん50g
・かんたん酢100cc
↓作り方↓
①きゅうりを細切りにします。
②人参の皮を剥き、細切りにします。
③大根の皮を剥き、細切りにします。
④ボウルに、きゅうりと大根、にんじんを入れてかんたん酢を加えます。
⑤混ぜ合わせたら、ジップロックなどの保存袋に入れます。
⑥空気をできるだけ抜き、冷蔵庫で30分寝かせたらできあがりです。

浅漬け

超簡単だけど、クセになる味。塩昆布が良いうまみを出してくれるのです。

【材料】
・きゅうり1本
・塩昆布大さじ1
・だしの素小さじ1
・ごま油少々

↓作り方↓
①きゅうりを食べやすい大きさ(輪切りなど)に切ります。
②ジップロックなどの保存袋にきゅうりを入れ、塩昆布とだしの素、ごま油を加えます。
③袋の中のきゅうりと調味料がよく合わさるように揉みこみます。
④冷蔵庫で30分ほど寝かせたらできあがりです。
※ごま油はお好みで入れるか入れないか調節してください。
大根やキャベツなどを加えても美味しくできます。

ワンポイントアドバイス

最近は、イボのないキュウリが市場に出回るようになりました。キュウリの食感は好きだけどイボがちょっと苦手という方は、ないものを選ぶことをおすすめします。

一般的なキュウリよりも小ぶりで少し価格は上がってしまいますが、イボがないので苦手意識を感じることなく食べることができるはずです。

まとめ

夏になると、きゅうりが食卓によく並ぶようになりませんか?さっぱり食べられて、しかも体を冷やす効果があるきゅうりは、夏の食卓にはかかせない食材だと言っても過言ではないでしょう。

きゅうりを上手に活用することで、ご自分や家族の健康維持を大いに促進できること間違いなしです。浅漬けや和え物など、サイドメニューとしてさっと作れるというのもポイントが高いですよね。

私は年がら年中よくきゅうりと他の野菜や海藻類で和え物を作って、自分や家族が野菜不足にならないようにしています。シャキシャキ食感がいいのか、子供もキュウリは良く食べてくれるのですよね。

和え物だけでも具材や調味料によってアレンジができます。適した保存をした新鮮なきゅうりを使って、いろいろと作ってみてくださいね。