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かぼすの賞味期限と冷凍・冷蔵保存方法と6つのレシピを管理栄養士が解説♪

さんまや鮭などの魚にかぼすをひとしぼり、さわやかな香りと酸味が料理の味をいっそう惹きたててくれます。そんなかぼすは、食べるとよい効果がたくさんあります。

酸っぱみの素となるクエン酸は疲労回復効果をもたらし、皮に含まれるポリフェノールの一種は、肥満解消に一役かってくれます。食べなくてもかぼすの香りをかぐだけで、血糖値の上昇を抑えストレスを軽減してくれる効果があるのです。

家で木を育てている人も多く、皆さまはたくさんのかぼすを近所の方からもらった経験ありませんか?せっかくいただいたのに調理の仕方や保存の仕方がわからず、捨てることになってしまったりする人がけっこういるみたいです。

それってとってももったいないことですよね。使い方がわかれば、そんな残念なことにはならないはずです。この記事では、かぼすの保存方法や消費期限、活用法についてご紹介します。

かぼすはどれぐらい日持ちする?賞味期限は冷蔵で2週間、冷凍で1か月!

良いかぼすの選び方は、とにかく香りがいいこと!それプラス重量感があり、緑色が濃くてつやがあるものを選びましょう。

かぼすには疲労回復効果や風邪予防が期待できます。疲れているなと感じたときには、積極的に食べたい食材のひとつです。

インフルエンザが流行る時期はさんまやブリが美味しい季節ですので、かぼすで食べるようにすると自然と風邪予防もできるのでおすすめです。

かぼすの保存方法

冷凍の場合

くし形に切り、冷凍保存ができる容器に並べて保存しましょう。必ずフタをすることを忘れずに。保存の目安は1か月ですが、消費期限にかかわらずなるべく早く使い切るようにしましょう。使うときは【自然解凍】をします。

冷蔵の場合

1個ずつラップで包んだ後、冷蔵保存用の袋に入れてしっかりチャックをしめて保存しましょう。消費期限は2週間ですが、なるべく早く使い切るようにしてください。

週ごとの献立にかぼすを使ったメニューを組み込むことで、使い忘れを防ぐことができます。かぼすを切ったものはラップでくるんで保存します。こちらは傷みが早いので2日以内には使うようにしましょう。

かぼすの注意点

かぼすは常温での保存に適していません。なぜならば熟して黄色くなってしまい味が落ちるからです。使う頻度が低い場合は、くし形に切って冷凍保存をするか、日持ちするジュースやポン酢などにするようにしましょう。

かぼすを使った4つのメニュー

かぼすのなます

 

お酢で作るところを、かぼすで。かぼすは酸味が弱いので、ほどよい酸っぱみで食べやすいです。

【材料】
・にんじん1本
・大根1/2本
・かぼす2個
・砂糖大さじ2~3
・お酢小さじ1~2

↓作り方↓
①大根の皮をむき、千切りにします。
②にんじんの皮をむき、千切りにします。
③大根とにんじんに塩をふり、軽くもんで10分放置します。
④かぼすをしぼります。
⑤かぼすのしぼり汁、お酢、砂糖をまぜあわせておきます。
※砂糖やお酢の量はお好みに合わせて調節ください。
⑥大根とにんじんの水気をキッチンペーパーで拭き取りましょう。
⑦ボウルに大根とにんじん、さきほど混ぜ合わせた調味料を加えてよく混ぜ合わせます。
⑧冷蔵庫で冷やしたらできあがりです。
※お好みですりごまやいりごまなどをプラスしても美味しいですよ。

ブリの竜田揚げ

かぼすは魚の臭みをとってくれるので、美味しくいただけます。ほどよい酸味が食欲を増進させてくれますよ。

【材料】
・ブリの切り身3枚
・片栗粉大さじ2
・かぼす1/2個
・醤油大さじ1
・酒大さじ1
・みりん大さじ1
・砂糖小さじ1
・塩適量

↓作り方↓
①ブリの切り身を三等分します。
②ブリに熱湯を回しかけましょう。
③キッチンペーパーでブリの水気をよく拭き取ってください。
④ジップロックなどの保存袋にかぼす以外の調味料を入れてよく混ぜ合わせます。
⑤調味料が入っている保存袋にブリを入れて軽く揉みこみましょう
⑥平らにして、30分~1時間ほど寝かせておきます。
⑦時間が来たら、ブリを袋から取り出し、汁気をキッチンペーパーで拭き取ります。
⑧片栗粉をしっかりとブリにまぶします。※片栗粉が足りない場合は追加してください。
⑨たっぷりの油できつね色になるまで揚げてください。
⑩油をよく切り、皿に盛りつけてかぼすをしぼったら完成です。

かぼすソースのチキンステーキ

唐揚げもいいけど、鶏肉をさっぱりと食べたいならこちらがおすすめ。ほどよい酸味がクセになる味ですよ。

【材料】(2,3人分)
・鶏もも肉2枚
・酒大さじ1
・塩小さじ1
・砂糖小さじ1
・醤油大さじ2
・かぼすのしぼり汁大さじ2

↓作り方↓
①ボウルに、酒、塩、砂糖を入れてよく混ぜ合わせます。
②ボウルの中に鶏肉を入れ、調味料を絡めるように揉みこみます。
③絡まったら10~30分ほど放置します。
④フライパンに油を熱し、鶏肉の皮を焼いていきます。
⑤強火で皮にこんがり焼き色がつくまで焼いてください。
⑥焼き色がついたら裏返しましょう。
⑦フタをして弱火で10分ほど蒸し焼きにします。
⑧かぼすのしぼり汁と醤油を混ぜ合わせておきます。
⑨鶏肉が焼けたら、かぼすと醤油の合わせだれをフライパンに加えます。
⑩タレを鶏肉によくからめたらできあがりです。

かぼすでさっぱり冷やしうどん

暑い夏の日にぴったりの一品。食欲がないときでも食べやすく、それでいて疲労回復効果もあるなんて一石二鳥です♪

【材料】(2人分)
・うどん
・大根おろし大さじ3~5※お好みで量を調節ください
・しらす大さじ2~5※お好みで量を調節ください
・小口ねぎ大さじ1
・うどんつゆ(めんつゆ)80cc
・きざみのりお好みで
・かぼす2個

↓作り方↓
①うどんを茹でます。※冷凍でもチルド、乾麺でもお好みのうどんでOKです。
②茹で上がったら氷水でしめてください。
③うどんの水気をきったらお皿に盛ります。
④大根おろし、しらす、小口ねぎ、きざみのりをうどんに乗せていきます。
⑤最後につゆとかぼすをしぼって回しかければできあがりです。

かぼすの作り置き2メニュー

かぼすのポン酢

自家製のポン酢です。酸っぱすぎないのでおすすめですよ。

【材料】
・かぼすのしぼり汁50cc
・醤油50cc
・みりん50cc
・酒50cc
↓作り方↓
①小鍋に醤油、みりん、酒を入れてひと煮たちさせます。
②火をとめて荒熱がとれたらかぼすを加えて混ぜ合わせてできあがりです。

かぼすジュースの素

炭酸水で薄めるとジュースに、焼酎やウォッカをプラスするとサワーに。アレンジの利くメニューです。

【材料】
・かぼすのしぼり汁200cc
・砂糖大さじ5
・はちみつ大さじ3~4

↓作り方↓
①大き目のコップや保存用の瓶にかぼすのしぼり汁を入れます。
②砂糖を加えます。
③次にはちみつを加えます。(量はお好みで調節ください)
④手早くかき回して材料が混ざったらできあがりです。

ワンポイントアドバイス

かぼすはミカンのように、そのまま食べるのには向いていません。料理の調味料やアクセントとして使用するのに適しています。

紹介したメニューではしぼり汁ですが、他に輪切りや皮を細かく刻んだり、色々な食べ方ができます。レモンのように酸味が強くないので、デザートなどにも用いやすい果実でもあります。

まとめ

鮮やかな緑色の皮が美しいかぼすは、料理にプラスするだけで彩りがよくなります。飾りとしてだけではなく味も美味しいので、ぜひ色々な料理に活用してもらいたいです。

かぼすを使った料理って、ないようでけっこうあるんですよ。使い勝手が悪いと思っていたかたも、この機会に色々なかぼす料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?