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かんぴょうの賞味期限と冷凍・冷蔵保存方法と4つのレシピを管理栄養士が解説♪

巻きずしの具として有名なかんぴょうは、大人から子供まで人気の食材です。甘く煮て柔らかくてとても食べやすいのに、食物繊維がとても豊富なのが嬉しいところ。

食物繊維は腸内環境を良好にします。善玉菌を活性化させて便秘を改善するほか、コレステロールなどを体外に排出してくれもします。野菜嫌いの子供でもかんぴょうは食べられるという子がけっこういるので、積極的に食べさせたいですよね。

お年寄りや女性は便秘になりやすいので、腸内環境を整えたい時はぜひかんぴょうを食べましょう。この記事では、みんなのお腹の見方、かんぴょうの保存方法や消費期限についてご紹介します。

かんぴょうはどれぐらい日持ちする?賞味期限は冷蔵・冷凍・常温共に1年!

未開封は常温、開封後は冷蔵か冷凍が保存の基本です。どの保存を選んでも消費期限は変わりませんが、湿気の多い場所に置くと長期保存ができなくなりますので注意が必要となります。

かんぴょうを選ぶときは無着色のものを選ぶようにしましょう。かんぴょうの原料、ユウガオを選ぶのでしたら表面が綺麗で重量感があるものがおすすめです。

かんぴょうの保存方法

冷凍の場合

開封後、使用頻度が低い場合は冷凍がおすすめです。やり方は、まずかんぴょうを下茹でします。その後、使いやすい大きさに切り、冷凍用の保存袋に小分けにして入れます。

使うときは凍ったまま調理が可能です。お味噌汁や煮物などに適しています。消費期限は1年ですが、長期冷凍庫に保存していると忘れがちに。目につきやすいところに置き、なるべく早く使い切るようにしましょう。

冷蔵の場合

開封後使用予定がある場合は、冷蔵保存がおすすめです。開封すると水分が含まれているのでカビが発生してしまう危険があります。

常温は避け、冷蔵庫で保存するようにしましょう。消費期限は1年と長いですが、湿気に弱い性質があるので、なるべく早く使い切るようにしましょう。

常温の場合

未開封の場合は、常温で保存が可能です。しかし、未開封でも包装が破れていたり、穴が開いていたりしたら湿気にさらされる危険があります。

保存する前にチェックをするようにしましょう。保存場所は、直射日光を避けて涼しいところでします。

かんぴょうの注意点

かんぴょうに限らず、乾物すべてにいえることですが、湿気は大敵です。水回りの近くに置かないようにする。缶や瓶に入れて保存をするなど、湿気対策を万全に。

だからといって奥のほうにしまっておくと、使い忘れて消費期限が来てしまう結果になりやすい食品です。目につきやすい場所に保存しておき、使い忘れを防ぐようにしましょう。

かんぴょうを使った4つのメニュー

かんぴょうと干しシイタケの煮物

かんぴょうの定番メニュー。太巻きの具材としても使えます♪

【材料】
・かんぴょう40g
・干しシイタケ4枚
・しいたけの戻し汁300cc
・醤油大さじ4
・砂糖大さじ2
・みりん大さじ2
・酒大さじ4
・塩少々

↓作り方↓
①300ccの水をボウルに入れ、干しシイタケを30分ほど浸します。
②かんぴょうを水で洗います。
③ボウルにかんぴょうを入れ、塩をひとつまみふりかけましょう。
④かんぴょうと塩をよく揉みこみます。
⑤弾力が出てきたら、水で塩を洗い流してください。
⑥鍋にかんぴょうがかぶるぐらいのお湯を沸かします。
⑦鍋にかんぴょうを入れて15分ほど煮ましょう。
⑧煮たかんぴょうをザルに開けます。
⑨鍋にシイタケの戻し汁、醤油、砂糖、みりん、酒を入れてひと煮たちさせます。
⑩かんぴょうを食べやすい大きさに切りましょう。
⑪鍋に切ったかんぴょうとしいたけを入れ、落し蓋をして弱火で煮ます。
⑫汁気がなくなって具材に味がしみ込んだらできあがりです。

かんぴょうのサラダ

かわりだねはこちら。コーンやワカメなどをプラスしても◎

【材料】
・かんぴょう20g
・キュウリ1本
・ハム3枚
・玉ねぎ1/4個
・ポン酢大さじ1
・醤油大さじ1
・砂糖大さじ1

↓作り方↓
①かんぴょうを塩でもみ洗いした後、水に10分浸して戻してください。
②キュウリを縦半分に切った後、斜めに切っていきます。
③ハムは横半分に切った後、1cmの長さに切っていきます。
④玉ねぎはスライサーで薄く切り、水にさらしておきます。
⑤戻したかんぴょうをハムと同じ長さに切りましょう。
⑥鍋にかんぴょうがかぶるぐらいのお湯を沸かして柔らかくなるまで煮ます。
⑦かんぴょうをザルにあげ、荒熱がとれるまで待ってから絞って水分を切ります。
⑧玉ねぎを水からあげ、水分をよく切ります。
⑨ボウルにポン酢と醤油、砂糖を入れて混ぜ合わせます。※調味料はお好みで調節ください。
⑩ボウルにかんぴょうとキュウリ、ハム、玉ねぎを加えてよく混ぜ合わせたら完成です。
※お好みでいりごまやすりごまを加えても美味しいです。

かんぴょうの甘酢漬け

お漬物としてかんぴょうが食べたいならこちら。食感が癖になります。

【材料】
・かんぴょう30g
・お酢150cc
・砂糖大さじ5
・塩大さじ1
・塩少々

↓作り方↓
①かんぴょうを塩でもみ洗いした後、水に10分浸して戻してください。
②お酢と砂糖、塩をジップロックなどの冷蔵保存用の袋に入れてよく混ぜ合わせます。
③戻したかんぴょうの水気を絞り、5cmほどの長さに切ります。
④お鍋にかんぴょうがかぶるぐらいのお湯をわかし、やわらかくなるまで煮ます。
※かたさはお好みで調節ください。
⑤ザルにあげ、水分を絞ります。
⑥調味料が入った保存袋の中に入れて、混ぜ合わせるように揉みます。
⑦空気をなるべく抜き、チャックをしめます。
⑧荒熱がとれたら冷蔵庫に入れて半日~1日置きます。
⑨味が浸かっていたらできあがりです。
※お好みで調味料に唐辛子などを加えても美味しいです。

かんぴょうとにんじんの炒め物

甘辛く炒めるので、ごはんが進みます。豚肉や鶏肉など、お肉をプラスするとボリュームがある主役級の料理にもなりますよ。

【材料】
・かんぴょう30g
・にんじん1/3本
・砂糖小さじ2
・みりん小さじ1
・醤油大さじ1
・一味唐辛子少々
・煎りごま少々

↓作り方↓
①かんぴょうを塩でもみ洗いした後、水に10分浸して戻してください。
②にんじんの皮を剥き、短冊切りにします。
③戻したかんぴょうをにんじんと同じ長さに切ります。
④フライパンに油を熱し、にんじんとかんぴょうを入れてよく炒めます。
⑤だいたい火が通ったら、砂糖、みりん、醤油を入れてよく炒め合わせます。
⑥お好みで一味唐辛子といりごまを入れてさっと混ぜ合わせたらできあがりです。

ワンポイントアドバイス

かんぴょうはパッケージから出したままにしておくと、茶色に変色することがあります。空気に触れると変色しますが、品質は風味には問題ないので、安心して使用してください。

まとめ

保存が利き、食物繊維を手軽にとれるかんぴょうは、常備しておきたい乾物のひとつです。私の友人が便秘に悩んでいたのですが、1日置きにかんぴょうを食べるようにしていたら、腸内環境が改善されたのか、悩むことがなくなったそうです。

他の野菜の中でも食物繊維がとれるものはたくさんありますが、1年も日持ちがするのはまずありません。常備薬ではないですが、美味しく体調を整えられる食品としてひとつストックしておくといいかもしれませんよ。

野菜不足や腸内不調の改善のために、かんぴょうを積極的に食べているといいことがあるかも?ぜひお試しくださいね。