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ネギの賞味期限と冷凍・冷蔵保存方法と5つのレシピを管理栄養士が解説♪

ネギは煮物・炒めもの・鍋には欠かせない野菜であり、また薬味としても使えるので便利な食材です。常備しておくと料理のアクセントにもなり重宝します。今回はそのネギの栄養・冷凍・冷蔵保存方法、そしてレシピついてご紹介します。

ネギの基礎知識

ここではネギの基礎知識についてお伝えします。栄養や効果、選び方や旬などを参考にしてください。

ネギの旬

ネギの旬は11月から2月にかけての寒い季節です。特に寒い時期は甘みが増すので、料理に深みを加えてくれます。

ネギの栄養

ネギにはビタミンA・C、カルシウム、βカロチン・カルシウムが豊富に含まれ地ます。またネギのにおいの素手あるアリシンは、ビタミンB1の吸収を助けてくれます。

ネギの選び方

ネギは「葉ネギ」と「根深ネギ(長ネギ)」の2種類に分類されます。

①根深ネギ(長ネギ)

ツヤがあって、みずみずしく、色がはっきりとしているものが新鮮です。白い部分に傷があると傷みやすくなるのでチェックが必要です。白い部分の同じ太さでまっすぐ伸び、また切り口が綺麗なものを選びましょう。

②葉ネギ(青ネギ)

葉ネギは葉先がピンと元気に張っているものが新鮮です。緑色が鮮やかでツヤがあるものを選びましょう。葉ネギは根の部分が白くて、キレイな色かどうかのチェックが大切です。

ネギはどのくらい日持ちする?根がカットされていると賞味期限は1週間!

ネギは根がカットされていると賞味期限は1週間です。0〜5℃が適正温度のためネギの保存は常温ではなく、基本的に野菜室での保存が理想です。使う分だけ購入するか、できるだけ早めに使い切ることをおすすめします。

ネギの保存方法

ネギに適した保存法を、冷蔵・冷凍などに分けてお伝えします。最後までネギを使い切る方法を試してみてください。

ネギの常温保存方法

ネギは根が付いていて、土が付いているものを選ぶと長持ちします。全体をすっぽりと新聞紙包み、直射日光の当らない冷暗所に立てておきましょう。少し斜めにして立てておくと、育った環境と同じになります。

消費期限(※問題なく食べられる期間)の目安:1ヶ月

ネギの冷蔵保存方法

①新聞紙に包んで保存

ネギは水分を少し含ませた新聞紙で包んで野菜室で保存しましょう。使いかけのものはラップに包んで、切り口を乾燥させないようにすることが大切です。緑色と白い部分で切り分けてラップに包み、立てるようにして入れると長持ちします。

消費期限の目安:1週間

②水に入れて保存

保存瓶の高さに合わせてカットし、瓶の底から2cmくらい水を入れフタをして野菜室に保管します。水は3日1回を目安に入れ替えて、新鮮さを保ちましょう。

消費期限の目安:10日

③ネギを干して保存

意外と知られていませんが、ネギは干して保存することも可能です。干すことで水分が抜け、旨味と栄養が凝縮されるのがメリット。干しカゴを利用して日光が当たる風通しのよい場所を選び、全体がしんなりしたら完成。

季節にもよりますが数時間から2日間ほどです。完成したら保存瓶や保存バックに入れて冷蔵庫に保存しましょう。

ネギの冷凍保存方法

①5cmカットで保存

ネギの白い部分を5cmほどにカットし、保存バックで冷凍庫に保管します。ネギの緑色部分はラップに包んでから、保存バックで冷凍庫に保管します。冷凍庫から取り出してもすぐに切れるので重宝します。

消費期限の目安:1ヶ月

②料理用にカット

小口切、斜め切り、みじん切り、しらがネギにするなど、使いやすい形にカットしておきます。保存バックに入れて冷凍室に入れれば、忙しい時にさっと使えて便利です。

カットしたら金属トレイなどに入れて、急速冷凍すると鮮度が保たれます。急速冷凍した後に保存バックに入れ変えましょう。

消費期限の目安:1ヶ月

ネギ保存の注意点

ネギを保存する場合に注意して欲しいのはなんといっても「乾燥」です。その日に使う分だけ取り分けて、すぐ使わない場合は冷凍・冷蔵保存をしましょう。

ワンポイントアドバイス

ネギを刻んで保存バックに入れて冷凍し、1時間ほど経ったら一度取り出してネギを振ります。振った後に再度冷凍室に入れると塊にならず、料理の時に使いやすくなるので試してみてください。

ネギを使った4つのメニュー

焼きねぎの甘酢漬け

油の種類で洋風にも和風にもなる万能な味

【材料】4人分 調理時間10分
ネギ 3本
油 少々
★酢 100ml
★砂糖 大さじ3
★塩 小さじ1/2
①ネギは5cmの長さにカットします。
②★は砂糖がしっかりと溶けるまで混ぜ合わせておきます。
③フライパンを中火にかけて馴染ませ、ネギを並べて焼き、転がしながら全体に焼き色をつけます。
④箸で触って柔らかくなったら取り出し、皿に盛り付けて②をかけたら出あがりです。
油をごま油や、オリーブオイルにすると味が変わって楽しめます。

ネギとエリンギのワイン蒸し

おつまみにもなる簡単レシピ

【材料】2人分 調理時間10分
ネギ 1本(90g)
エリンギ 1本(90g)
★ニンニク 1/2かけ
★白ワイン 50cc
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々
①ネギは白い部分に切り込みを入れて5cmにカット、緑色の部分はそのまま5cmカットします。
②フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れてから中火にして香りを出します。
③②にネギの白い部分を加えて炒め、白ワインを加えます。
④③のネギがちょっとしんなりしたら、緑色のネギとエリンギを入れて塩を振ります。
⑤全体的に火が通ったら皿に盛り、好みでチーズや黒コショウを振りかけて完成です。

ネギ巻きチキン

焼き鳥風の仕上がりにご飯がすすむ

【材料】4人分 調理時間20分
ネギ 1本
鶏ムネ肉 2枚
★しょうゆ 大さじ1
★酒 大さじ1/2
★みりん 大さじ1/2
ごま油 大さじ1
酒 大さじ2
刻みのり 適量
①鶏ムネ肉は厚みのある部分に包丁を入れて開き、厚みを均一にします。
②★を混ぜ合わせて①を漬け込み、15分ほど置いておきます。
③②のタレを切って皮を下にして置き、ネギをのせて巻いて端を爪楊枝で止めます。
④フライパンを中火にかけてごま油をひき、③を入れて転がしながら焼き目をつけます。
⑤全体に焼き目がついたら酒をふり、フタをして弱火で7〜8分焼き、中までしっかりと火を通します。
⑥粗熱をとって食べやすい大きさに切って皿に盛り、刻みのりをのせて出来上がりです。

ネギたっぷりネギ焼き

おやつ感覚で楽しめる美味しさ

【材料】2人分 調理時間15分
ネギ 1本
万能ネギ 1束
豚ばらスライス肉 80g
こんにゃく 1枚
★水 100cc
★しょうゆ 大さじ1
★砂糖 小さじ1
★みりん 大さじ1
☆小麦粉 大さじ5
☆だし汁 大さじ4
☆卵 1個
サラダ油 大さじ1
かつお節 適量
①こんにゃくは1cm角くらいに切って、下ゆでをしておきます。
②鍋に★を混ぜ合わせてこんにゃくを入れて、汁気がなくなるまで煮込みます。
③ネギと万能ネギは小口切りにし、豚ばらスライス肉はひと口大切っておきます。
④ボウルに☆を入れて混ぜ合わせておき、豚ばらスライス肉以外を混ぜておきます。
⑤フライパンにサラダ油を入れて中火にし、④を半分入れてその上に豚ばらスライス肉をのせて焼きます。
⑥周りが少し焼けてきたら、ひっくり返して両面をしっかりと焼きます。(これが1人前)
⑦出来上がったら皿に盛り付け、かつお節をのせて完成です。
しっかり味は付いていますが、お好みのソースをつけるのもおすすめです。

厚揚げと長ネギのピリ辛炒め

シャキシャキ感を残したスタミナ料理

【材料】2人分 調理時間10分
ネギ 1本
豚こま切れ肉 150g
厚揚げ豆腐 1枚
★オイスターソース 小さじ1
★めんつゆ 大さじ2
キムチ 100g
料理酒 大さじ1
ごま油 小さじ1

①ネギは斜めに薄切りにし、厚揚げ豆腐は2cm角くらいの食べやすい大きさに切ります。
②豚こま切れ肉は細かくカットして、料理酒を揉み込んでおきます。
③フライパンを中火にかけごま油を入れ、厚揚げ豆腐を炒めます。
④③に豚こま切れ肉を入れて焼き色がついたら、ネギを入れてしんなりするまで炒めます。
⑤④に★を入れてかき混ぜ、最後にキムチを入れたら完成です。

まとめ

ネギの冷凍、冷蔵の保存方法とレシピを紹介しました。上手に保存すれば長持ちして、どんな料理にも使えて便利なネギ。新鮮な状態でネギ使い切るために、できるところから始めてみましょう。