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片栗粉の賞味期限と冷凍・冷蔵保存方法と5つのレシピを管理栄養士が解説♪

食卓にかかせない調味料のひとつ、片栗粉。じゃがいもが原料というのは知っていますか?片栗粉を使用することでお肉が柔らかくなったり、食感がもちもちになったりとよいことばかりの便利調味料です。

我が家は片栗粉を使う頻度が高め。主役わき役、引き立て役などなど……たくさんお世話になっています。片栗粉は料理の影の立役者といってもよいのではないでしょうか。

では、私がそんなにべた褒めする片栗粉は、どの保存方法が適しているのでしょうか?実際私が作っているおすすめのレシピと共にご紹介します。

片栗粉はどれぐらい日持ちする?賞味期限は常温で3カ月、冷凍で3カ月!

片栗粉は基本常温で保存しますが、使う頻度が少ない人は冷凍がおすすめです。開封前は常温で保存しますが、お買い得品などで大量購入をしたときは、袋のまま冷凍庫で凍らせても大丈夫です。

冷蔵保存はせずに、常温か冷凍のどちらかで保存するようにしましょう。消費期限というものはありませんが、開封したらなるべく1か月ほどで使い切るようにすることをおすすめします。

片栗粉の保存方法

冷凍の場合

使用頻度が低い人は、冷凍保存がおすすめです。開封前はそのまま冷凍庫に。

開封していた場合は、袋の口をしっかりと閉めて冷凍用の保存袋に入れましょう。凍結しないので使用したい分をそのまま取り出せ、使用することができます。

常温の場合

袋の口をしっかりと閉めて湿気のない直射日光のあたらない場所に保存します。

保存袋や缶など密閉性の高い容器に袋のまま入れると、保存効果が高まるので、できるだけそれらを使用して保存するようにしましょう。頻繁に使う人は、ジプロックなどの密閉容器に移し替えると使いやすくなります。

片栗粉の注意点

片栗粉の原料はじゃがいもです。じゃがいもは野菜の中でも比較的カロリーが高めの食材。

片栗粉も多く使用するとその分だけカロリーが高くなることになりますので、ダイエット中の方などは使う量に注意をしましょう。

片栗粉を使った6つのメニュー

塩こうじからあげ

塩こうじで鶏肉がやわらかくなり、味もつくので一石二鳥です。3歳になる息子も歌いながら食べてくれるメニューで、よく我が家の食卓に並んでいます。

【材料】(2、3人前)
・鶏もも肉1枚(250g)
・塩こうじ大さじ1
・しょうゆ大さじ1
・砂糖小さじ1
・片栗粉大さじ3
・油適量

↓作り方↓
①鶏もも肉を一口サイズに切ります。
②保存用の袋に鶏肉、塩こうじ、しょうゆ、砂糖を入れてよくもみこみます。
③冷蔵庫で1時間以上寝かせて味をしみこませましょう。
※私はいつも半日ほど漬け込んでいます。
④揚げる前に片栗粉をお肉にまぶします。
※袋に片栗粉を入れるor皿に片栗粉を乗せて肉をつける。
どちらかお好みにあった方法で片栗粉をまぶしましょう。
⑤180℃の油でこんがりと色がつくまで揚げましょう。
※目安は竹串がすっとお肉に刺せたら揚がっています。
⑥からあげの油をキッチンペーパーなどでよく切り、お皿に盛って完成です。

簡単あんかけ焼きそば

カット野菜を使用して時短レシピ。とろとろなあんが食べやすいようで、息子にも大人気です。

【材料】
・焼きそば用の蒸した麺2玉
・シーフードミックス150g
・お好みのカット野菜1袋
・塩・しょうが・にんにく少々(しょうがにんにくはチューブでも可)
・片栗粉大さじ2
・オイスターソース小さじ1
・酒大さじ2
・中華あじや創味シャンタンなどで作った中華スープ400ml
・油適量

↓作り方↓
①下準備としてシーフードミックスをお湯でさっと茹でて生臭さをとります。
②油を熱したフライパンにしょうがとにんにくを入れましょう。
③香りが出てきたらシーフードミックスとカット野菜を入れてよく炒めます。
④中華スープとオイスターソース、酒を加えてしっかりと具材に火を通します。
⑤別のフライパンで油を熱し、中華麺を炒め皿に盛りつけておきましょう。
⑥具材に火が通ったら塩で味を調えましょう。
⑦同量の水で溶いた片栗粉を、フライパンの端の方から回し入れます。
⑧とろみがつくまで軽く混ぜあわせてください。
⑨作ったあんを焼きそばにかけたら完成です。

いももち(2、3人分)

もちもちの食感がたまらなく美味しいいももちは、子供にも大人のお酒のおつまみとしても人気の一品。私も好きでよく作ります。

【材料】
・じゃがいも4個
・片栗粉大さじ4
・しょうゆ大さじ3
・みりん大さじ2
・砂糖大さじ2
・おかず海苔適量(お好みで)
・油適量

↓作り方↓
①じゃがいもをよく洗いましょう。
②じゃがいもをお皿に並べラップをして電子レンジで6分ほど温めます。
※竹串がすっとじゃがいもに入るようになるまで加熱してください。
追加加熱する場合は30秒ごとに様子を確認するようにしましょう。
③じゃがいもの荒熱がとれたら皮をとりましょう。
④ボウルにじゃがいもを入れ、泡だて器やすり棒などでつぶします。
※ペースト状になるよう、よくつぶしてください。
じゃがいもの形が残っていると、いももちの食感が悪くなりますので丁寧につぶしましょう。
⑤つぶしたじゃがいもに片栗粉を加えてよく混ぜ合わせます。
⑥お好みの形に整えていきましょう。(〇の形が一般的です)
⑦フライパンに少々多めの油を熱し、いももちを焼いていきます。
⑧焼き目がつくまで焼けたら一度お皿に移しましょう。
⑨フライパンの余分な油をキッチンペーパーで拭き取ってください。
⑩しょうゆ・みりん・砂糖をフライパンに入れて、弱火でとろみが出てくるまで混ぜ合わせながら煮詰めます。
⑪お皿に移しておいたいももちをフライパンに戻し、あんによく絡めたら完成です。

豚肉の生姜焼き

片栗粉を使用することで、お肉が柔らかくなって絶品!我が家の人気メニューです。

【材料】(2、3人分)
・豚肉(薄切りやこま切れ)200g
・玉ねぎ1個
・片栗粉大さじ1
・生姜ひとかけら
・酒大さじ3
・みりん大さじ3
・醤油大さじ3
・砂糖大さじ1
・油適量

↓作り方↓
①豚肉に片栗粉を全体にまぶしよくもみこみます。
②生姜をすりおろし、酒やみりん、醤油、砂糖とよく混ぜ合わせてたれを作っておきます。
③玉ねぎを薄切りし、油を熱したフライパンで茶色くなるまでよく炒めましょう。
④炒めた玉ねぎを一度皿に移してください。
⑤フライパンに油を熱し、豚肉をよく炒めます。
⑥豚肉に火が通ったら玉ねぎをフライパンに戻し、軽く混ぜ合わせます。
⑦タレを加え、とろみがついたら完成です。
※調味料は味の好みもありますので、調節ください。

ハンバーグ

【材料】(2、3人分)
・合いびき肉300g
・玉ねぎ1個
・たまご1個
・片栗粉大さじ3
・油適量
・ケチャップ大さじ5
・中濃ソース大さじ5

↓作り方↓
①ひき肉は常温に戻しておきます。
②玉ねぎをみじん切りにしましょう。
③ボウルに玉ねぎとひき肉、たまごと片栗粉を加えてよく混ぜ合わせます。
④ハンバーグの形に整え、たねを作っていきます。
⑤油を熱したフライパンにハンバーグのたねを入れ、強火で2分ほど焼きます。
⑥ひっくり返して弱火にし、蓋をして10ほど蒸し焼きしましょう。
⑦竹串でハンバーグをさして中から赤い血が出てこなくなったらできあがりです。
⑧ハンバーグをお皿に盛りつけ、フライパンの余分な油をキッチンペーパーで拭き取ります。
⑨ケチャップと中濃ソースをフライパンに入れ、弱火で混ぜ合わせながら温めていきます。
⑩できあがったソースをハンバーグにかけて完成です。
※お好みでソースの中にハンバーグを加えてあえても美味しいですよ。

わらび餅

食欲がないときやダイエット中のとき、でもちょっと甘いものが食べたい。そんな夏の日によく作っていました。家にあるものでさっと作れるのもポイントです。

【材料】
・片栗粉60g
・水350ml
・砂糖50g
・きな粉大さじ2
・黒蜜適量

↓作り方↓
①きな粉と砂糖20gを混ぜ合わせます。
②フライパンに片栗粉と水、砂糖30gを入れます。
③強めの中火でゆっくりとかき混ぜながら温めていきましょう。
※絶えず混ぜ合わせることで上手にいきます。
④白色から透明の色になってきたら、火を弱火にしましょう。
⑤ゆっくりとかき混ぜながら1~2分ほど練ります。
⑥水で濡らした容器(バッドなど)にたいらになるよう注ぎます。
⑦冷蔵庫に入れて30分~1時間冷やしましょう。
⑧固まったら冷蔵庫から取り出して、一口大に切っていきます。
⑨わらび餅を器に盛り、砂糖と混ぜたきな粉をふりかけます。
⑩お好みで黒蜜もかけたらできあがりです。

ワンポイントアドバイス

ハンバーグのつなぎやからあげなど通常ならパン粉や小麦粉を使用する料理にその代わりとして片栗粉は使用することができます。アレルギー持ちのお子様などに食べさせる場合は、片栗粉で代用してみてください。

まとめ

調味料の中でも色々な料理に使用できて、しかも使用用途もバリエーション豊富な片栗粉は使いかってが最強といってもいいのではないでしょうか。

私は小麦粉やパン粉よりも片栗粉を重宝していて、すぐになくなってしまうほどです。皆様も万能調味料といってもよい片栗粉をぜひ活用してくださいね。