ほくほくやシャキシャキの食感を楽しめるかぶですが、なかなか調理が難しいと感じていませんか?私はそのひとりで、頻繁にメニューとして取り入れることができませんでした。
しかし、一度調理の仕方やコツを覚えれば大根などと同じように常備野菜としても利用できるようになったのです。それからというものの、お買い得になっているときはかぶを買いだめをし、冷凍保存をしています。
この記事ではかぶの消費期限や保存方法についてご紹介すると共に私が実際に作っているレシピも紹介します。
かぶはどれぐらい日持ちする?消費期限は冷蔵で1週間、冷凍で1か月!
かぶや大根などの根菜類は、葉を切り落として泥付きの場合は、そのまま保存するのが基本となります。常温ではなく、冷蔵か冷凍のどちらかで保存するようにしましょう。
冷蔵の場合の消費期限は、葉は3日、身は1週間になります。冷凍の場合は約1か月となります。
ひげ根の少ないほうが味が良いとされているので、買うときはそちらを選ぶようにしましょう。合わせて表面がつややかできめ細やかなものがおすすめです。
かぶの葉はベータカロチンやビタミンCが豊富で、身の部分は消化酵素があり、胸やけや胃もたれを解消してくれる効果があります。食べすぎ飲みすぎの後、体調がすぐれないときなどに食べると効果のある食材といっていいでしょう。
もちろん、体調が悪くなくても栄養価の高い野菜ですので、積極的に食べるようにしたい食材のひとつです。
かぶの保存方法
冷凍の場合
まずは、葉と身にわけます。その後、使いやすい大きさに切って水気を拭き取りましょう。葉っぱは軽く茹でてから保存してもOKです。冷凍用の保存袋に並べていれ、身や葉がなるべくくっつかないように冷凍しましょう。
使用用途によっては、身をすり下ろしてから冷凍しても大丈夫です。使うときは解凍をせずに凍ったまま調理します。消費期限は1か月ですが、なるべく早く使い切るよう心がけましょう。
冷蔵の場合
まずは冷凍と同様に、葉と身に切り分けます。その後、どちらも湿らせたキッチンペーパーですっぽりと包み、冷蔵用の保存袋に入れましょう。
葉はまとめて包んで、立てて保存します。身はひとつずつキッチンペーパーでくるんでから、保存袋に入れて保存しましょう。
消費期限は、葉は3日、身は1週間なので、期限内で使い切れるように週を通しての献立にかぶの料理を入れることで消費するのを忘れずに済みます。
かぶの注意点
かぶは柔らかく、煮込みすぎると煮崩れてしまうことがあります。火の入れすぎには注意するようにしましょう。葉のほうが先に傷みます。常備菜のふりかけを作るなど、なるべく早く調理するようにしてください。
保存したかぶを使った3つのメニュー
かぶとひき肉のあんかけ
とろとろの食感とかぶのほくほく感が絶品です。子供もよく食べてくれるメニューです。
【材料】(2、3人分)
・かぶ3個(葉も使用する)
・鶏ひき肉100g
・酒大さじ1
・だしの素大さじ1
・みりん大さじ1
・塩適量
・しょうゆ小さじ1
・片栗粉小さじ1
↓作り方↓
①よく洗ったかぶの葉を粗みじん切りにします。
②よく洗ったかぶの身の皮を剥き、お好みの大きさ(半分や四等分など)に切って下茹でします。
③鍋にかぶとかぶが浸かるぐらいまで水を入れましょう。
④中火にし、だしの素と酒を入れます。
⑤沸騰したら弱火にして、みりんと砂糖を加えます。
⑥かぶに竹串がすっと通るぐらいになるまで煮ます。(15~20分ぐらい)
⑦かぶに火が通ったらひき肉を加えます。
⑧ひき肉が煮えたら醤油と塩を入れます。※お好みで量を調節ください。
⑨かぶの葉を入れて5分ほど煮ます。
⑩小さじ2の水で溶いた水溶き片栗粉を鍋に回し入れてとろみをつけます。
⑪とろみがついたらお皿に盛りつけてできあがりです。
かぶのミルクスープ
野菜ぎらいな子供でも食べやすいスープです。かぶだと気づかない子もいるかも?牛乳ではなく豆乳にしたらより栄養価がアップしますよ。
【材料】(2、3人分)
・かぶ3個
・コンソメの素2個
・すりおろし玉ねぎ大さじ2
・牛乳200cc
・塩、コショウ適量
・水200cc
↓作り方↓
①かぶの身をよく洗い、皮を剥きます。
②細かく切り、耐熱皿に乗せて電子レンジで5、6分ほど加熱してください。
③玉ねぎをおろし器ですりおろします。
④ボウルにかぶを入れて、すり棒やスプーンを使用してつぶしていきます。
※あまりよくつぶせなかったらもう一度加熱してやわらかくしましょう。
⑤お鍋に水とコンソメの素を入れて沸騰させます。
⑥かぶと牛乳、玉ねぎを加え、ゆっくりと混ぜ合わせながら温めましょう。
⑦塩コショウで味を調えたらできあがりです。
ベーコンとかぶの炒め物
ベーコンのしょっぱみとかぶのシャキシャキ感が楽しめる一品です。いろどりも良いので、お弁当のおかずにも最適です。
【材料】)(2、3人分)
・ベーコン3枚
・カブ3個(葉も使用する)
・しめじ30g
・冷凍コーン大さじ2
・酒大さじ1
・塩、コショウ適量
・オリーブオイル大さじ1
↓作り方↓
①ベーコンを2cmの長さに切ります。
②よく洗ったかぶを、5mmほどの厚さに切りましょう。葉は4,5cmの長さに切ってください。
③しめじは石づきを切り、小房にわけます。
④フライパンにオリーブオイルを熱し、ベーコンを炒めます。
⑤香りが出てきたら、かぶ、かぶの葉、しめじ、コーンを入れます。
⑥酒、塩コショウを加え、よく炒めましょう。
⑦具材に火が通ったらお皿に盛ってできあがりです。
かぶの作り置きメニュー2品
かぶの浅漬け
ぱっと作れてそれでいて美味しい。かぶと塩昆布の相性は最強です。
【材料】
・かぶ2玉
・きゅうり1本
・塩昆布大さじ1
↓作り方↓
①かぶの皮を剥いて厚さ5mmほどのいちょう切りにします。葉は細かく刻みましょう。
②キュウリも厚さ5mmに切ります。
③保存袋に塩昆布の半分を入れ、きゅうりとかぶを入れます。
④残りの塩昆布を袋に入れたら、よく揉みこみます。
⑤冷蔵庫で30分以上寝かしたらできあがりです。
かぶの葉とじゃこのふりかけ
傷みやすいかぶの葉っぱを活用。野菜も魚も手軽にとれる一品です。
【材料】
・かぶの葉3個分
・ちりめんじゃこ30g
・ごま油大さじ1
・酒大さじ1
・醤油大さじ1
・みりん大さじ1
・砂糖小さじ1
・すりごま適量
↓作り方↓
①かぶの葉をみじん切りにします。
②ごま油を熱したフライパンに、かぶの葉を入れてよく炒めます。
③葉に火が通ったらじゃこを入れましょう。
④酒と醤油、みりん、砂糖を入れて混ぜ合わせながら炒めていきます。
⑤ボウルに移し、すりごまを加えてよく混ぜ合わせたら完成です。
ワンポイントアドバイス
かぶは白い身の部分だけを食べがちですが、葉にはとても良い栄養があります。しかも料理のいろどりも良くなりますので、身だけではなく葉も一緒に食べるようにしましょう。
レシピでご紹介したように葉だけふりかけにするなど、活用方法はたくさんあります。捨てずに調理して楽しんでくださいね。
まとめ
漬物から煮物まで色々な料理になるかぶは、調理法で食感も変わるので毎日食べても楽しめます。というのは大げさかもしれませんが、安売りしているときにたくさん買っておいて保存しておく価値のある野菜といっていいのではないでしょうか。
私はかぶなら漬物が一番ですが、友人は煮物が好きだと言っていました。かぶの中でも食べ方の好みって人それぞれ違うんですよね。お好みの調理法をみつけて、ぜひかぶをたくさん食べてくださいね。