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しめじの賞味期限と冷凍・冷蔵保存方法と5つのレシピを管理栄養士が解説♪

しめじは1年を通して手に入り、しかも安価で使いやすい食材。味噌汁・煮物・炒めもの・鍋に入れるとアクセントになり、歯触りの楽しい食感も楽しめます。今回はそのしめじの栄養・冷凍・冷蔵保存方法、そしてレシピついてご紹介します。

しめじの基礎知識

ここではしめじの基礎知識についてお伝えします。栄養や効果、選び方や旬などを参考にしてください。

しめじの旬

しめじは年間と通して流通し、旬は9月から10月にかけてのちょっと涼しい時期となります。一般に出回るのは人工栽培のもので、実のところ旬はないとされています。

しめじの栄養

しめじにはカルシウムの吸収率をあげるビタミンB1、B2、D、ナイアシンなどが含まれています。不足がちなアミノ酸の一種のリジンを含み、このリジンがしめじの旨味の成分。

また食物繊維が多く含まれ腸内環境を整えるため便秘対策にはもってこいの食材です。

しめじの選び方

新鮮なしめじはカサが開きすぎず、柄がハッキリして、弾力があるものを選びましょう。軸の部分が白くて太く、ハリのあるものをチェックしましょう。

また鮮度が落ちると水分が出てくるため、パックの中の水滴がないかどうかも重要ポイントです。

しめじはどのくらい日持ちする?賞味期限は3日!

しめじ石づきをカットしてしまうと、賞味期限3日と短めです。本しめじ、はたけしめじは1週間、ヒラタケしめじは3日と種類によっても違いがあります。

またしめじは気温や室温が高いと傷みが早くなるので、冷蔵保存が適しています。調理する分を用意したら、あとは冷蔵・冷凍保存することをおすすめします。

しめじの保存方法

しめじに適した保存法を、冷蔵・冷凍などに分けてお伝えします。最後までしめじを使い切る方法を試してみてください。

小分けして冷蔵保存

しめじは根元を切り落とさず、乾いたキッチンペーパーで根元を包んで保存バックに入れます。水洗いすると傷みやすくなるので、汚れを拭き取る程度にしましょう。

消費期限(※問題なく食べられる期間)の目安:1週間

干して冷蔵保存

しめじは干して保存することも可能なので大量に手に入った時は挑戦してみましょう。干すことで水分が抜け、旨味と栄養が凝縮されるのがメリット。

①石づきをとってザルに広げて、風通しのよい場所で干します。
②フルドライ(保存用)の場合は3〜5日、セミドライ(調理用)は4時間〜半日程度干します。

消費期限の目安:フルドライは3週間、セミドライは1週間。

カットして冷凍保存

石づきをカットしてほぐして、ジッパー付きの保存バックに入れて冷凍室に入れます。

消費期限の目安:1ヶ月

しめじ保存の注意点

しめじを保存する場合に注意して欲しいのはなんといっても「水分」で、湿気対策が大切です。その日に使う分だけ取り分けて、すぐ使わない場合は冷凍・冷蔵保存をしましょう。

ワンポイントアドバイス

しめじは冷凍することで細胞の水分が膨張し、細胞壁を壊して栄養が溶け出します。つまり冷凍することで栄養価が高まるので、冷凍保存はメリットがあると言えます。

しめじを使った5つのレシピ

しめじと鶏むね肉の中華サラダ

程よい酸味が美味しいおかずレシピ

【材料】2人分 調理時間15分
しめじ 1/2株
鶏むね肉150g
長ネギ 1/4本
★酒 大さじ1
★塩 少々
★こしょう 少々
☆しょうゆ 大さじ3
☆酢 大さじ3
☆みりん 大さじ2
☆ごま油小さじ2
☆輪切り唐辛子 少々
糸唐辛子 お好み

【作り方】
①鶏むね肉は皮を切り取り★の調味料をふって揉み込んでおきます。
②①を耐熱皿に乗せラップし600wのレンジで3分加熱し、粗熱をとったら食べやすい大きさにさいておきます。
③しめじは石づきをカットして小房に分け、耐熱皿に入れてラップし600wのレンジで1分加熱します。
④耐熱ボウルにみじん切りした長ネギと②③を入れて混ぜ合わせます。
⑤鍋に☆の調味料を入れて一煮立ちさせ、熱いうちに④に回しかけて混ぜます。
⑥⑤を器に盛り糸唐辛子をお好みでのせたら出来上がりです。

しめじと豚肉のキムマヨ焼き

ビールにある絶品おつまみ

【材料】3人分 調理時間10分
しめじ 1袋
豚スライス肉 100g
白菜キムチ 100g
ごま油 大さじ1
★塩 少々
★粗びき黒こしょう 少々
★酒 大さじ1
マヨネーズ 大さじ3
☆みりん 大さじ2
☆オイスターソース 小さじ1
万能ネギ 適量

【作り方】
①豚スライス肉は食べやすい大きさにカットし、★の調味料をもみ込んでおきます。
②しめじは石づきをカットして小房に分けしておき、万能ネギは小口切りしておきます。
③フライパンにごま油を入れて中火にかけ、①を炒めていきます。
④③の肉に焼き目がついたら、しめじとマヨネーズを加えてさらに炒めます。
⑤④に白菜キムチを加えて炒めます。
⑥⑤を器に盛り、万能ネギをのせたら出来上がりです。

しめじと肉団子のおかずスープ

だし汁がしみ込んだ具沢山スープ

【材料】4人分 調理時間25分(下準備の時間は省略)
★豚ひき肉 240g
★玉ねぎ 1/4個
★しょうが 1/2片
★卵 1個
★味噌 小さじ1
★酒 大さじ1/2
★しょうゆ 小さじ1
★塩 小さじ1/3
★片栗粉 小さじ2
しめじ(他のきのこ類でも可)180g
ニンジン 1/4本
木綿豆腐 1丁
水 700ml
昆布 1枚(5×5センチ)
☆しょうゆ 大さじ1弱
☆塩 小さじ1/2
長ネギ 適量
白ごま 適量

【作り方】
①鍋に水と昆布を入れて2時間以上ねかせます。(お急ぎの時はだし汁でも可)
②玉ねぎとしょうがをすりおろし、木綿豆腐は食べやすい大きさに、ニンジンは薄くイチョウ切りにします。
③しめじは石づきをカットして小房に分けしておき、長ネギは小口切りしておきます。
④ボウルに★を入れてすりおろした玉ねぎとしょうがを入れて手でよくこねていきます。
⑤鍋に☆とニンジンを入れてフタをして、ニンジンが柔らかくなるまで15分煮ていきます。
⑥⑤が沸いたら昆布を取り出し、④を肉団子の形にして、1つずつ入れていきます。
⑦⑥の肉団子の色が変わっていたら、しめじを入れて一煮立ちさせます。
⑧⑦を器に盛り長ネギと白ごまをお好みで入れたらできあがりです。

しめじと白身魚のクリーム仕立て

パンやパスタとの相性も抜群の一品

【材料】2人分 調理時間20分
ヒラメ(白身魚であれば可) 2切れ
玉ねぎ 1/2個
しめじ 50g
じゃがいも 1個
バター 大さじ1
薄力粉 小さじ2
牛乳 200ml
塩 小さじ1/2
塩 少々
こしょう 少々
オリーブオイル 適量
刻みパセリ 少々
水 大さじ1

【作り方】
①ヒラメに塩をふってしばらくおき、キッチンペーパーで水気をしっかり取ります。
②玉ねぎはスライスし、じゃがいもは棒状にカット、しめじは石づきをカットして小房に分けしておきます。
③フライパンにオリーブオイル入れて中火にかけ、①の魚を皮目から焼きます。
④③に焼き目がついたら裏返しし、水大さじ1を入れてフタをし、両面しっかり焼けたら取り出します。
⑤④のフライパンに、玉ねぎ、じゃがいも、バターを入れて焦がさないように炒めます。
⑥⑤の野菜に火が通ったらしめじを入れて油を回し、薄力粉を入れて炒めます。
⑦⑥に牛乳を少しずつ入れて混ぜていき、とろみがついたら塩とこしょうで味を調えます。
⑧⑦を皿に盛りパセリをのせたらできあがりです。

しめじとニンジンの美肌サラダ

ビタミンがたっぷり取れる薬膳サラダ

【材料】4人分 調理時間10分
ニンジン 1本
しめじ 1/2パック
しょうが 1片
★白ワインビネガー 小さじ2
★塩 小さじ1/5
★はちみつ 小さじ1
オリーブオイル 小さじ2
レモン汁 少々
塩 少々

【作り方】
①ニンジンとしょうがを千切りにし、しめじは石づきをカットして小房に分けしておきます。
②フライパンに油をひかず中火にかけ、しめじを焦がさないように焼き目をつけていき取り出します。
③耐熱容器にニンジンとしょうがを入れ、★を加えてラップし600wの電子レンジで30秒加熱します。
④③のラップをとって中身を混ぜ、もう一度ラップして30秒加熱します。
⑤④にオリーブオイルとしめじを入れて、レモン汁と塩を加えてなじませ、器に盛り付けて出来上がりです。

まとめ

しめじの保存方法とレシピを紹介しました。上手に保存すれば長持ちして、さまざまな料理に使えて便利です。しめじを最後までしっかり使い切るために、できるところから始めてみましょう。